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[新人戦]大型CBを育成する九国大付、ブロック1位で決勝Tへ:九州

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九州国際大付高は186cmDF三宮陸矢(5番)と181cmDF磯崎碧(4番)の両CB中心に無失点

[2.16 九州高校(U-17)大会予選リーグ第3節 九州国際大付高 2-0 大分西高 福岡フットボールセンター]

 第41回九州高校(U-17)サッカー大会(新人戦、福岡県内)は16日、予選リーグ最終節を行い、第1ブロックの九州国際大付高(福岡1)対大分西高(大分1)戦は九国大付が2-0で勝利。九国大付は日章学園高(宮崎2)と勝ち点、得失点差で並んだが、総得点で上回り、ブロック1位での決勝トーナメント進出を決めた。

 九国大付はこの日、力のある1年生や大黒柱のMF森喜大主将(2年)を先発から外し、11人全て2年生を起用。これは、修学旅行明けで迎えた予選リーグ初日(15日)に気持ち、身体の切り替えができていなかった2年生に対しての江藤謙一監督からの「覚悟はあるのか」というメッセージだった。

 強風に加え、試合開始時は雨も降る悪コンディション。その中で九国大付は前線からのプレッシングなど、指揮官が「彼らが奮起してくれた」という戦いぶりで快勝した。17分にMF川西翼(2年)、後半5分には10番FW堀金峻明(2年)がゴール。大分西をシュートゼロに封じて勝利した。

 九国大付はプリンスリーグ九州3位の昨年からレギュラーが総入れ替えとなった。特に新たなDF、特にCBはモノになるまで時間がかかる印象。だが、江藤監督は「CBは育てられる」と語る。大型選手に下級生時から県リーグで根気強く経験を積ませながら準備。今大会は元FWの181cmDF磯崎碧(2年)と、鯰田FC時代は全く試合に絡むことができていなかったという186cmDF三宮陸矢(2年)がCBとして堂々のプレーを見せている。

 江藤監督は磯崎について、「(当初は)FWに戻すつもりでした。点は獲れないけれど、守れるようになった。対人強くなって1対1で抜かれない」と説明。また、三宮については「全てが成長している。ヘディング、競り合い、シュートブロック…。粘り強く身体を張れるようになった」と成長を認める。これによってCBでもプレー可能な森を中盤で起用することができるようになった。

 九国大付は杉山公一前監督(現福岡大附若葉高監督)時代から、CBの育成で成果。昨年はCB吉田晃をJ1名古屋へ送り出している。三宮は「(九国大付の)良さは(江藤)監督からの練習中のアドバイスだったり、上手く行っていない時に色々な先生からアドバイスをもらったりするところ。(元DFの)梶川(恭平)先生からだったら、『跳ぶ時にしっかりボールの落下地点見て、自分のタイミングを作れ』とか」。課題はまだまだたくさんあるが、個性を伸ばしながら成長してきたDFは県新人戦で東福岡高や飯塚高を破ったことで自信も掴んできている。

 三宮が目標の存在として掲げるのも1学年先輩の吉田。「去年から一緒に練習していて、高さや対人の強さだったり学習させられています」という。そして、「吉田選手よりもっと競り合いとか強くなって、吉田選手のようにCKからのゴールとかもっと得点力出して、後ろは無失点で自分がいるぞとしたい」と誓った。

 三宮にとって、パートナーの磯崎は鯰田FC時代からのチームメート。「お互いに気を遣わずに色々言えるところだったり意見交換がしっかりとできている」という磯崎とのコンビで、秀岳館高(熊本2)戦から始まる決勝トーナメントでも相手の攻撃を封じ込む。

(取材・文 吉田太郎)

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