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土壇場でセルタに追いつかれたレアル、ジダン「マルセロが守備の穴とは思わない」

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この結果を悔やんだジネディーヌ・ジダン監督

 16日のリーガ・エスパニョーラ第24節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセルタ戦を2-2で引き分けた。ジネディーヌ・ジダン監督は試合後、ホームで勝ち点2を取り損ねたと、この結果を悔やんだ。

 7分にFWヒョードル・スモロフの先制点を許しながらも、後半開始からまもなくしてMFトニ・クロース、DFセルヒオ・ラモスがゴールを決めて一時スコアをひっくり返したレアル。しかしながら、逃げ切りを意図する選手交代も行なった終盤にMFデニス・スアレスのスルーパスからFWサンティ・ミナにゴールを決められ、結局勝ち点1を分け合った。これで前日にヘタフェを下した2位バルセロナとの勝ち点差は「1」に縮まっている。

 試合後会見に出席したジダン監督は、土壇場で追いつかれたこの一戦について、次のような感想を述べた。

「ホームで勝ち点2を落とすのはつらい。セルタは良いチームで、下位にいるには値しないチームではあるが、凄まじい努力を振り絞って勝ち点2を落とすのはとてもつらいことだ。自分たちのミスだと議論することもできるだろうが、しかしデニスのパスはファンタスティックなものだった」

 ここ最近、堅守を誇ってきたレアルにとって、ベルナベウでの2失点は珍しくもある。ジダン監督は、4-3-3のフォーメーションやDFフェルラン・メンディの代わりに起用したDFマルセロが守備の脆さの原因だったとの指摘に対して、こう返した。

「4-3-3の守備が脆いとは思わない。確かに、1失点目における私たちのポジショニングが正しくなかったが、そういうことは起こり得るものであり、これからだって起こってしまうだろう。そうしたことはディテールの範疇で、私たちは常に集中していなければならない」

「マルセロ?彼が後方の守備力を弱めているとも思わない。彼は後方でも良いプレーを見せていたよ。君たち(報道陣)が、いつもデータを引っ張ってくるのは知っている。だが、私は全員が行なったことに満足感を覚えている。終盤の選手交代については、もっと守備に人数を割き、もう少しコンパクトにまとまりたかった。マルセロを代えなかったのは、彼が良い調子だったからだ。ベイルについては?私にとっては全員のプレーが好ましかった」

 また、この試合で3か月ぶりに出場を果たし、PK奪取など活躍を見せたMFエデン・アザールについては、今後のさらなる貢献に期待を寄せている。

「アザールには満足している。先発から70分にわたって起用することができたからね。彼についてはできる限り出場させる考えだったが、とても良かった。私たちは満足しているよ。今日は良いプレーを見せていたし、彼がもたらしてくれるものを私たちは理解している。2ゴール目では、とても重要な役割を務めてくれた」

 レアルは今季、ベルナベウで勝ち点9を失っているが、指揮官は気に留めていないようだ。

「どうということはないよ。私たちは首位に立っている。勝ち点を落とすことだってあるが、これはフットボールなんだよ。ディテールを改善する必要性や、最後まで集中しなければならないことは分かっている。努力したにもかかわらず、勝ち点2を落とすのはやはり後味が悪いものだ」

 ジダン監督はこの試合中、転倒したDFジョゼフ・エイドゥーに転ばされてしまい、同選手の振り上がった足に口をぶつけていた。この場面に関しては、「私はピッチサイドにいなければならないし、何でもないことだ。無事だよ」と語っている。

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