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アトレティコがホーム先勝!王者リバプールは開始4分の失点に沈む

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先制点を挙げたサウール・ニゲス

[2.18 欧州CL決勝T1回戦 A・マドリー1-0リバプール]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は18日、決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、ワンダ・メトロポリターノではアトレティコ・マドリー(スペイン)と日本代表FW南野拓実の所属するリバプール(イングランド)が激突。開始4分のMFサウール・ニゲスの1点を守り抜いたアトレティコが1-0で先勝した。第2戦はアンフィールドで11日に行われる。

 D組2位通過のアトレティコは、GKヤン・オブラクやMFコケ、MFサウール・ニゲス、FWアルバロ・モラタらが先発。負傷明けのFWジエゴ・コスタがベンチ入りした。一方、E組首位通過の王者リバプールはFWモハメド・サラーやFWサディオ・マネ、FWロベルト・フィルミーノらベストメンバーを揃え、南野はベンチスタートとなった。

 激戦必須のビッグマッチは早々に動いた。前半4分、右CKを獲得したアトレティコはコケが右足でゴール前に蹴り込むと、MFファビーニョが触ってこぼれたボールにサウールが反応。冷静に右足で流し込み、リーガ・エスパニョーラで24試合25得点と得点力不足に陥っているアトレティコが先手を取った。

 前線からのプレスに苦しむリバプール。前半26分、GKアリソン・ベッカーがモラタのシュートを止めた流れから素早く攻撃を仕掛け、GKオブラクのパスをサラーがカット。フィルミーノのリターンパスをサラーが流し込んだが、フィルミーノのオフサイドにより得点は認められなかった。

 落ち着きを取り戻し、ボールの主導権を握るリバプールだが、アトレティコの堅い守備を前に前線3人になかなか決定機が訪れず、攻め込みながらも苦しい時間が続く。前半28分にDFアンドリュー・ロバートソンが右足ミドル、35分にはPA中央でフリーとなっていたサラーが左足を振り抜いたが、相手のブロックに阻まれ、1点ビハインドで前半を折り返した。

 リバプールは後半開始から負傷明けのマネを下げ、FWディボック・オリギを投入。8分、右サイドからDFジョー・ゴメスがクロスを供給し、サラーがヘディングシュートを放ったが、惜しくもゴール左に外れる。その後も圧倒的なポゼッション率で得点のチャンスをうかがうが、ゴールネットを揺らすことはできず、27分にサラーを下げてMFアレックス・オクスレイド・チェンバレンを投入した。

 後半28分、リバプールはPA内でのパス交換からオリギが強引にクロスを送り、MFジョーダン・ヘンダーソンが右足ボレーで合わせたが、わずかにゴール左へ。一方のアトレティコは32分にFWアンヘル・コレアに代えてD・コスタを投入。昨年11月10日のリーガ第13節エスパニョール戦以来の復帰を果たした。

 同点に追いつきたいリバプールだが、後半35分にアクシデント発生。ヘンダーソンがピッチに座り込んでしまい、MFジェームズ・ミルナーとの交代を余儀なくされた。これにより、南野の出番なしが決定した。43分には、主審に抗議したユルゲン・クロップ監督にイエローカード提示。リバプールは最後まで攻め続け、UEFA公式サイトによると、ポゼッション率67%を誇ったが、最後まで1点が遠かった。

 結局、試合は開始早々の先制点を守り抜いたアトレティコが1-0で勝利。ホームで昨季王者を破り、準々決勝進出へ一歩前進した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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