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[MOM3165]大津FW半代将都(2年)_ガッツと声で大津牽引する主将、九州決勝で2発!

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後半31分、右中間を抜け出した大津高FW半代将都主将がこの日2得点目となるゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.18 九州高校(U-17)大会決勝 九州国際大付高 1-3 大津高 博多の森陸上競技場]

 強い責任感が表れている。大津高FW半代将都主将(2年)は、九州決勝の舞台で見ている側にも思いが強く伝わるような声とプレー。シャドーの位置から何度もスペースへ飛び出して相手DFを揺さぶり、守備でのハードワークも70分間全うした。

「(声や走るというところは)自分でも意識してやっているので、周りの方からそう見えていたならば自分として良かったと思います」と微笑。主将のオフ・ザ・ボールでの動きや得点嗅覚が福岡王者・九州国際大付高との2得点差を生み出した。

 前半9分、MF大島清(2年)の右CKがバウンドして中央へ抜けたところをヘディングシュート。「相手の足が動いていなかったので一歩踏んで当てれるかなと思って飛び込んだら入ったので、結果的に良かったと思います」という一撃で先制点を叩き出した。

 その後も、相手の背後を狙う動きを連発。加えて、意表を突くようなミドルシュートでゴールを襲うなど、DFにとって怖い存在になっていた。そして、1点差とされた直後の後半31分にビッグプレー。DF猪谷匠(2年)が自陣から蹴り込んだFKに対し、半代は相手DFを置き去りにするような形で右前方のスペースへ抜け出す。猪谷の好フィードをコントロールすると、そのまま右足でゴール。一撃で相手の勢いを止めた。

 タレント軍団の新主将。昨年から名門の先発に名を連ねる半代だが、同等以上と言えるような実力者たちがいる中でリーダーとして意識していることがある。「自分よりも全然シュート上手いヤツもいますし、ドリブル上手いヤツもいますし、そういった中で自分にしかないものと言ったらガッツだったり、声出すところだったりを見てもらってキャプテンにしてもらっているので、そういったところは試合で疎かにしないように意識しています」。彼が持つ特別な責任感の強さ。それはコーチ陣も認めるものだ。

 この日もチームのスイッチを入れるべき瞬間にまず声を出していたのが、半代という男。古閑健士監督は彼が主将に指名された理由について、「責任感があるというところと色々なことができるから。模範となれるところをトータルして考えたら半代かなと」と説明し、この日の姿勢についても「みんなを引っ張ろうという気持ちが出ていたので、準備からしっかり彼はやれていましたね」と目を細めていた。

 半代は自身の課題にも継続して取り組み、今大会計6得点。準決勝で同点ヘッドを決め、決勝でも貴重な2得点を叩き出した。今年は名門を初の日本一へ導く主将、点取り屋になることを目指す一年。「自分がやれることを精一杯やって、良い結果を残したいと思っています」。歴代の主将を越えることは簡単ではない。だからこそ、自分は意識しすぎずに、模範となる行動、一生懸命プレーすることを続けるだけ。そのことにこだわり続けて明るい仲間たちと最高の一年を過ごす。

(取材・文 吉田太郎)

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