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[新人戦]大津MF大島が「左」の弾丸ショットで決勝点!3戦連続アシストも:九州

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前半19分、大津高MF大島清が決勝点となるゴール

[2.18 九州高校(U-17)大会決勝 九州国際大付高 1-3 大津高 博多の森陸上競技場]

 準々決勝の飯塚高戦で決勝アシストを記録し、日章学園高との準決勝では2アシスト。そして、九州国際大付高との決勝でも先制アシストに加え、決勝ゴールを記録した。大津高の左サイドを担うレフティー、MF大島清(2年)はその左足がチームのストロングポイントであることを証明。特に決勝で決めたゴールは、インパクト十分の一撃だった。

 1-0で迎えた前半19分、右CKのこぼれ球に反応した大島は左足一閃。「こぼれて来た時からシュートを打とうと決めていて、シュート撃つ瞬間に相手が見えたんで、ちょっとコース変えたら良いところに行った。少しアウトにかけて打ちました」という一撃が弾丸ライナーでゴール左隅に突き刺さった。

「自分でも驚きました」というスーパーゴール。ただし、その後は縦へ持ち出してからのクロスやシュートを警戒され、ボールロストしたり、精度を欠いてしまった。それだけに、「もっと中も使いながら侵入して行ければ良いと思います」と反省。活躍したことに満足せずに、より自分の良さを出すために試行錯誤していく構えだ。

 鳥栖U-15時代は同じポジションに世代屈指のドリブラー、現鳥栖U-18のMF相良竜之介(2年、19年U-17日本代表)がいた。壁を破れず、高体連で勝負することを決めた際に兄・圭二さん(佐賀北高で選手権出場)から勧められたのが大津。その良さを肌で体感して進学した大津で今、存在感を放ち始めている。

 目標は大津で日本一を勝ち取ること。「日本一の集団になって全国制覇するということを目標にしてやっている。九州獲れたんですけれども、通過点だと思ってこれからもやっていきたいです」。個人としてもアシスト数を増やし、この日のような試合を決める活躍をすることが目標。それを実現するために、課題を改善しながら武器の「左」を徹底的に伸ばす。

(取材・文 吉田太郎)

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