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今季初ゴールは絶妙ループ! 2得点の横浜FM仲川「GKのポジションを見て…」

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横浜F・マリノスFW仲川輝人

[2.19 ACL第2節 横浜FM4-0シドニーFC 横浜国]

 昨季のJリーグ得点王がようやく目覚めた。横浜F・マリノスのFW仲川輝人は今季、ここまで公式戦2試合でノーゴール。「力が入ったシュートが多くて外していた」。そんな反省を胸に臨んだACLグループリーグ第2節のシドニーFC戦では華麗なループシュートを含む2ゴールを沈め、6年ぶりにアジアの舞台に立ったチームを初の開幕2連勝に導いた。

 1-0で迎えた前半31分、今季初ゴールは「力み」とは無縁の一発だった。右サイドに持ち上がったDFチアゴ・マルチンスの斜めのパスが前線に入ると、絶妙なスルーを見せたFWオナイウ阿道と入れ替わる形でゴール前へ。「抜け出した時にGKのポジションを見て、前に出ていたので頭上を超えるシュートを打てば入ると思った」。とっさの判断で放った右足シュートは「狙い通り」の形でゴールマウスに吸い込まれた。

「今年が始まってから力が入ったシュートが多くて外していたのもあったけど、今日の1点目はリラックスして良い感触で取れた」。そう手応えを感じた仲川はわずか2分後に追加点。今度は左サイドからDFティーラトンのパスを受けると、左足で流し込んだ。「キックがうまい選手しか出せないし、ブンちゃん(ティーラトン)だから出せる。うまく受ける準備をしておくというのは中に入った時に心掛けている」。

 後半にも1点を追加した横浜FMは、豪州王者を相手に4-0の完勝。「キックオフから自分たちのリズムで、ハードワークの部分、球際の部分で優っていたことが勝利につながった」。今週末からリーグ戦が開幕を迎えるが、昨季まで積み上げてきたスタイルに疑いはない。連続得点王の期待がかかる仲川は「2連覇のためにはスタートダッシュが大事なので、ホームで勝てるように一丸となって力を出したい」と23日のG大阪戦へ意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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