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横浜FMに大敗のシドニーFC監督が“ハンデ”を嘆く…元豪州代表は「別の惑星のチーム」と横浜FM称賛

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シドニーFCに快勝した横浜FM

 シドニーFC(オーストラリア)のスティーブ・コリカ監督が0-4で敗れた横浜F・マリノス戦を振り返り、新型コロナウイルスや豪雨の影響で19日間も試合をできていなかったことを敗因に挙げた。オーストラリア『シドニー・モーニング・ヘラルド』が伝えている。

 シドニーFCは19日、敵地で開催されたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループH第2節で横浜FMと対戦し、0-4の大敗を喫した。ポゼッションは39%対61%で、シュート数も5本対24本。スコア以外でも完敗といえる内容だった。

 ただ、コリカ監督は「横浜については心から称賛したい。今日の彼らはとても良かったし、彼らにとって必要なゴールも取れていた。しかし、私たちが3週間プレーしていなかった影響もあったと思う」と主張している。

 シドニーFCは19日に横浜FMと対戦する前に、国内リーグでウェスタン・シドニー・ワンダラーズとのゲームが予定されていたが、豪雨で中止となった。さらにACLグループリーグ第1節の上海上港(中国)戦も、新型コロナウイルスの影響で延期。今回の横浜FM戦は1月31日のブリスベン・ロアー戦以来の試合だった。コリカ監督は自チームが見舞われた不利な状況を嘆いている。

「彼らはボールを持っている時も持っていない時も、非常に速いテンポでプレーする。それに今日は戸惑ってしまったんだ。というのも、シドニーでの戦いは雨の影響で、そして上海戦は言うまでもなくコロナウイルスの影響で延期していて、3週間もプレーしていなかったからね。そういう状況で、私たちにかかるプレッシャーは大きかった。そして、それにうまく適応することができなかったんだ」

 一方、同紙は横浜FMの戦いについて「速く、無慈悲で、アグレッシブでハイプレス。そして自信に満ちあふれている」と称賛。また、オーストラリア『セン』では、元オーストラリア代表のマーク・ボスニッチ氏の「このチャンピオンズリーグが始まってから、私がアジアのチームで見たパフォーマンスの中でも最高のものの1つだったと思う。結論はこうだ。『彼らは別の惑星のチームだった』。今日の彼らはまさしくそういう存在だったよ」というコメントも紹介している。

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