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ボールコントロール性を高めるアスレタの新スパイクが登場!機能性を徹底解説

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機能性とデザイン性を両立したアスレタの新スパイクが登場

 アスレタの2020年ニューモデルスパイク『CDB Futebol A003 (カフェ・ド・ブラジル フッチボル A003)』(税別12,000円)が株式会社アスレタより2020年2月下旬に発売される。アッパーに大胆なカフェブラマークをあしらったデザイン性の高さと多層構造マテリアルによるボールコントロール性能も有しているのが特長の新スパイクである。今回、ゲキサカでおなじみのスパイクマイスターKohei氏にアスレタ新作スパイクの特長を解説してもらった。

――ブルーが色鮮やかな新スパイクですね。アスレタの今回の新スパイクの特長やコンセプトは?

Kohei アスレタのサッカースパイクには大きく分けて2つのシリーズが展開されています。カンガルーレザーを採用して高いフィット性や履きやすさにこだわった『O-Rei Futebol (オーヘイ フッチボル)』シリーズと今回の『CDB Futebol(カフェ・ド・ブラジル フッチボル)』シリーズです。『CDB Futebol』は2018年3月に初代モデルが登場し、その後2019年に2代目モデルが出て、今回2020年2月発売モデルで累計3代目モデルが登場します。


 『CDB Futebol』はまずアッパーに大きくカフェブラマークがデザインされているのが特徴で、『O-Rei Futebol』シリーズがシンプルで王道なデザインである一方、『CDB Futebol』はユニークなデザインやグラウンドで目立つ派手なカラーが採用されています。特にアスレタのアパレルなどではお馴染みのカフェブラマークがアッパーに大きくデザインされているのは目をひくポイントで、一目で『O-Rei Futebol』と『CDB Futebol』はコンセプトも作りも全然違うスパイクなんだなというのが分かるようになっています。

 そんななか、『CDB Futebol』はそのデザイン性だけでなく、アッパーの素材や設計もユニークな作りになっており、今回の3代目モデルではアッパーが大きく改良されたことで今までよりも足入れしやすくなって、さらにはボールコントロールをサポートしてくれる構造に進化したので、外見だけでなく実用性という部分でも期待できるスパイクにブラッシュアップされた印象を受けました。


――確かに見た目にまず目がいきますが、よく見ると作りや表面加工なども工夫されているような気がします。具体的に、スペックの解説をお願いします。

Kohei アッパーの素材には多層構造マテリアルの人工皮革を採用。軽量なメッシュ、柔らかなフォーム材、フィルムなどを組み合わせた多層構造の人工皮革は横ブレを抑えるような保形性がありながらもフィット性や屈曲性にも配慮しており、『O-Rei Futebol』シリーズとは完全に異なる、『CDB Futebol』ならではのアッパーマテリアルに仕上げられています。

 前作と比べるとアッパーが柔らかくなったのはもちろん、凸凹加工がよりはっきりと形成されたアッパーに進化したことによって、ボールに対する摩擦係数の向上が期待でき、それがボールコントロールに役立つ設計になっているのはポイントです。この凸凹加工はアッパーの各部位に応じて形状や向きがさまざまで、ホールド性・安定性が必要な部分や、横ブレを抑えないといけない部分にはストライプ状の凸凹を配置することでサポート性を発揮し、


 よくボールタッチするエリアには丸型の凸凹加工を採用してソフトな接触性を生み出すことが追求されています。ただ単に凸凹加工を採用するのではなく、適材適所の凸凹加工を採用することで今まで以上にボールコントロール性能は高まり、それでいて『CDB Futebol』のユニークなデザインと連動した作りになっているのは興味深いです。


 その他だと、前モデルまではシュータンはアッパーと一体化していたモノソックタイプで、足に合えばいいフィット性が得られる一方、足型や甲の高さによってはその設計が足に合わないこともあり、評価が分かれる部分でもありましたが、今回の新モデルでは甲部の設計が見直されたのもポイントです。具体的に言うと、前モデルまで採用していた一体化シュータンは廃止し、シンプルなショートタンに変更したことで着脱は容易になり、前モデルよりも格段に足入れしやすくなりました。


 着脱のしやすさや履きやすさはスパイクを選ぶ上での一つのポイントにもなってきますし、前モデルまでは履ける人がある程度限られてしまっていた一方で、新モデルではクセが少なくなって履きこなしやすくなったのは良いところだと思います。

――『CDB Futebol』ならではのデザイン性の高さに、進化したアッパーが組み合わさって、設計も改良されて足入れしやすくなったのは評価できますね。アウトソール(靴底)などはどうですか?


Kohei アスレタのスパイクは2018年モデルからアウトソールと中底を一新。そのソールと中底が好評なので今回の新スパイクにも引き続き採用されています。ソール&中底の前足部はラン動作やダッシュを妨げないスムーズな屈曲性が実現され、ソールの中足部から後足部は的確な剛性と安定性を確保し、不要なねじれを抑え、ソール中足部の落ち込みも防ぎ、安定した履き心地や着地感を生み出せる設計です。インソールには引き続きグリップタイプのインソールを採用してスパイク内での足のズレや滑りを抑制。ソールや中底、インソールなど良いものは継続し、アッパーやシュータンなど改良できる部分はプレーヤーの声や意見に耳を傾けながら適材適所なアップデートを加えることでブラッシュアップしていて、アスレタのスパイクは年々レベルアップしていると言えます。


――では最後に総括をお願いします。

Kohei  『CDB Futebol』シリーズは今回で累計3代目モデルとなりますが、前モデルから大幅にバージョンアップしているのは間違いなく、より軽く、より適材適所のアッパーに進化してボールコントロール設計も新たに加わり、シュータンの改良によって今までよりも足入れしやすくなってバージョンアップしました。それだけでももちろんすごいですが、それプラス、前モデルから定価が1,000円お安くなってコストパフォーマンス面も向上しており、アスレタの本気度が伺えるスパイクになっています。アスレタのスパイクの中でフィット性や足なじみの良さを求めるなら『O-Rei Futebol』シリーズがおすすめですが、斬新なデザインだったり多層構造アッパーマテリアルならではの履き心地やボールコントロール性を体感したい場合に『CDB Futebol』がマッチしてくると思います。アスレタのスパイクは年々進化しているので、サッカーショップで見かけたら是非試着してみて『O-Rei Futebol』も『CDB Futebol』もどちらもチェックしてみてください。


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