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失った自信を取り戻せ!! 湘南FW岩崎悠人「湘南スタイルが一番似合う男に」

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湘南ベルマーレFW岩崎悠人

[2.21 J1リーグ第1節 湘南2-3浦和 BMWス]

 新たな一歩を踏み出した。今季、札幌から湘南ベルマーレに期限付き移籍で加入したFW岩崎悠人は、開幕戦でホームのピッチに立った。

 京都から札幌に加入した昨季はJ1リーグ8試合0得点と、思うような結果を残せなかった。そして、今季は湘南への期限付き移籍を決断。キャンプをこなし、「良い感じ。楽しくやれているし、自分らしさを出せていると思う」と手応えはあった。その感触どおり、1週間前のルヴァン杯第1節・大分戦では先発出場を果たした。

 J1リーグ開幕戦ではベンチスタートとなった。そして、後半37分にピッチに送り込まれるが、「最初は前に入る予定だったけど、(鈴木)冬一が足をつったので、急きょ変わった」と左アウトサイドの位置に。残された時間もわずかだった。持ち味のスピードに乗った仕掛けからゴールに迫る場面はほぼ作れず。同40分に決勝点を献上したチームは、2-3で開幕戦を落とした。

 持ち味発揮とはいかなかったが、岩崎自身にとっては大きな一歩になったのかもしれない。札幌に所属していた昨シーズンの終盤は、ほとんど試合に絡めなかった。だからこそ、改めて感じたことがある。「試合に絡めることに本当に感謝している。状態が良い選手が起用されると思うので、一回一回の練習や一つひとつのプレーを大事にして、またピッチに立ちたい」。ピッチに立つ幸せを感じている。

「去年は自信をなくした部分もあるので、今年は活躍して自信を取り戻したい。今年は本当にやるしかない。自分の中でのテーマは“進化”で、今年の目標は『湘南スタイル』が一番似合う男になる」

 まずは湘南で結果を残す。そして、その先に東京五輪のメンバー入りが見えてくることを信じている。「湘南の良い部分であるアグレッシブさや諦めない気持ちは、自分の特長でもあるので負けたくない。そういう部分は五輪のメンバー選考の中で、僕が出していきたい部分。意識してやっていきたい」と力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)
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