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「まずはデビューできて良かった」…新たな一歩を踏み出した川崎F三笘薫

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川崎フロンターレMF三笘薫

[2.22 J1第1節 川崎F0-0鳥栖 等々力]

 初のJ1の舞台。持ち味を発揮したし、シュートも果敢に放った。だが、川崎フロンターレMF三笘薫にゴールは生まれなかった。

 筑波大に在籍した昨季、特別指定選手としてルヴァン杯デビュー。川崎Fに加入した今季、一週間前のルヴァン杯でプロデビューを飾っていた。そして、この日はついにJ1リーグのピッチへと向かう。

 出番が訪れたのは0-0で迎えた後半20分だった。「結構オープンになるかなと思っていたので、自分が起点になるところ、サイドに張って仕掛けて行くところは意識した」。持ち味のドリブルはキレていた。縦に仕掛けるだけでなく、中央に切れ込んでゴールに迫って行く。幾度となくPA内に侵入し、同30分にはこぼれ球に反応して右足のシュートを放った。存在感を示したが、本人は「無得点に終わったので、そこはこだわっていかないといけない」と表情を引き締める。

「ゴールに向かうプレーはできたけど、ラストパスだったり、シュートまで持っていく形ができていない。そういうところはまだまだかなと思う」

 しかし、自身にとって、大きな一歩を踏み出したことは間違いない。「特別な思いを抱いて(試合に)入ったわけではないけど、ここから自分のプロサッカー人生も始まっていくし、Jリーグで活躍することで大きな可能性が広がって行く」と未来に思いを馳せつつ、「もっともっとやらないといけないというのはあるけど、まずはデビューできて良かった」と素直に喜びを表した。

(取材・文 折戸岳彦)
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