beacon

鳥栖の18歳ルーキー本田風智、開幕スタメン堂々J1デビュー「悔しい気持ちは常に」

このエントリーをはてなブックマークに追加

鳥栖の18歳MF本田風智が開幕スタメン

[2.22 J1第1節 川崎F0-0鳥栖 等々力]

 サガン鳥栖の高卒ルーキーが開幕スタメンの座をつかんだ。今季、鳥栖U-18から昇格したMF本田風智が堂々のJ1デビュー。「今シーズンは開幕スタメンを一つの目標にやってきた」。ルヴァン杯札幌戦(●0-3)に続いて先発出場を果たし、4-3-3のインサイドハーフの位置で後半35分までプレー。持ち前のテクニックを随所に示し、効果的な飛び出しからチャンスに絡んだ。

「得点に絡む部分、狭い局面でのテクニックが自分の持ち味なので、そういう部分は出していきたい」。その言葉通り、前半3分には縦パスに走り込んで巧みなヒールで落とし、MF原川力のシュートを導いた。浮き球のボールをピタリとおさめれば、相手2人の頭上を通す浮き球パスで局面を打開し、技術で翻弄する場面もあった。

 昨年5月22日、2種登録選手としてルヴァン杯FC東京戦(●0-1)でプロデビュー。「ユースに比べてスピード感が違いますが、去年に比べると慣れはある」。この日は球際でも臆せず戦い、ドリブルで前進するDF山根視来から体を入れてボールを奪うなど当たり負けず、攻守にハードワークを完遂した。

 同じ2001年生まれのMF松岡大起は昨季、ユースを離れてプロ契約を結び、23試合に出場した。先を行く同期から受ける刺激は大きく、「悔しい気持ちは常に持っていた。そういう存在がいてくれることで、成長しないといけないと感じさせてもらえる。いいライバルだと思っています」と力を込めた。

「ユースから上がってきているので、そういう部分で責任を持って、ユースの子たちにいい刺激を与える存在になっていきたい」。期待の18歳はプロとして大きな一歩を踏み出し、「試合に出続けて、結果を残すことにこだわっていきたい」とルーキーイヤーの飛躍を誓った。

(取材・文 佐藤亜希子)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2020シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP