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札幌の今季1ゴール目挙げるも…MF荒野拓馬「あれを決めていれば」

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2019年9月14日以来となるゴールを決めた札幌MF荒野拓馬

[2.22 J1第1節 柏4-2札幌 三協F柏]

 0-4とされた北海道コンサドーレ札幌、反撃の狼煙をあげたのはボランチのMF荒野拓馬だった。後半23分、途中出場のMFルーカス・フェルナンデスが右サイドを突破しクロス。FWジェイには合わず、ファーサイドに流れたところをMFチャナティップが折り返すと、ニアでMF鈴木武蔵が潰れて最後は荒野。好守でゼロでしのいでいたGKキム・スンギュも及ばず、右足の豪快なシュートが突き刺さった。

 後半31分には鈴木がさらに1点を返し、追撃ムードが高まる。そしてその1分後、荒野が再びビッグチャンスを迎える。中央をパスワークで崩し、ペナルティエリア内で荒野がドリブルを仕掛ける。フェイントで柏DF2人が倒れてしまい、GKとの1対1の場面をつくったが、今度はGKキム・スンギュのビッグセーブに阻まれた。

「スペースがありましたし、PAに入っていくことでチャンスをつくれたんですけど、あれを決めることによって3-4になって、ゲーム展開も変わっていたと思います。決めていれば、同点、逆転もできた」。最後まで3点目は遠かった。

 試合の入りは札幌のほうがよく、開始1分も満たないうちにMF菅大輝のクロスからMF白井康介がサイドネットに刺さるボレーシュートをみまっている。「チャンスの数で言えば、前半はうちのほうが多かった」と荒野が指摘するように、前半のシュート数は札幌13本に対し、柏は9本だった。「少ないチャンスを決めた」柏は、前半の13分、20分に得点。対する札幌は、FWジェイの決定的なヘディングシュートはGKキム・スンギュのビッグセーブにあい、MF鈴木のシュートは柏守備陣が体を投げ出してボールを枠に飛ばさせなかった。「自分たちは決めきれなかった」と最初の45分を悔やんだ。

「つぎルヴァンもあるし、2節もあるので、連敗しないように修正したいと思います」。札幌の次戦は来週26日、敵地でのルヴァン杯・広島戦となる。

(取材・文 奥山典幸)
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