[2.22 リーガ・エスパニョーラ第25節 バルセロナ5-0エイバル]

　リーガ・エスパニョーラは22日、第25節を各地で行い、MF乾貴士所属のエイバルが敵地でバルセロナに挑んだ。乾は2試合ぶりに先発出場したが、バルセロナのFWリオネル・メッシが前半だけでのハットトリックを含む4得点の大活躍。試合はバルセロナが今季初の5-0で勝利し、暫定首位に浮上した。

　ピッチ内では接戦を制して3連勝中だが、クラブと選手の対立が次々に報じられ、ピッチ外での話題に事欠かないバルセロナ。本拠地カンプ・ノウのスタンドではサポーターが白いハンカチを振るなど、クラブ幹部への批判姿勢が示される場面も見られる中、乾が所属するエイバルとの一戦を迎えた。

　先に決定機を迎えたのはアウェーのエイバル。前半4分、左サイドを攻め上がったDFホセ・アンヘルのクロスにFWセルジ・エンリクがヘディングシュートで合わせ、ゴールネットに叩き込む。しかし、これには副審がすぐさまフラッグを上げ、オフサイドがあったとしてゴールは取り消しとなった。

　その後はバルセロナが一方的にゴールを積み重ねる。主役は6シーズンぶりに直近リーグ4試合でゴールから離れていたメッシだった。

　まずは前半14分、ゴール正面からのドリブル突破でDFアナイツ・アルビージャの股を抜いて左足で流し込むと、38分にはMFアルトゥーロ・ビダルからの横パスを受けて2点目。さらに40分、相手のバックパスの乱れを突くと、FWアントワーヌ・グリーズマンへのパスは収まらなかったが、こぼれ球を冷静に流し込み、前半のうちにハットトリックを達成した。

　エイバルは後半21分、乾に代わってMFパブロ・デ・ブラシスを投入。するとバルセロナは27分、グリエーズマンをベンチに下げ、レガネスから移籍期間外に特例で獲得したFWマーティン・ブライスバイテをデビューさせた。

　するとバルセロナは後半43分、ブライスバイテのクロスを受けたメッシが巧みにGKをかわして4点目。メッシはこれで今季のゴール数を一気に『18』とした。さらに44分、今度はブライスバイテのシュートのこぼれ球をMFアルトゥールが決め切り、終わってみれば5-0で完勝を収めた。

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