beacon

FIFAが“青田買い”に規制、来夏からレンタル移籍の人数に制限

このエントリーをはてなブックマークに追加

 国際サッカー連盟(FIFA)は来シーズンから期限付き移籍する選手の人数に制限をかけるつもりだ。27日、英『BBC』が伝えている。

 欧州ビッグクラブでは若手選手を獲得し、出場機会を得られるクラブへと期限付き移籍させる方法がトレンドのひとつに。チェルシーでは28人の若手選手が他クラブにレンタルされている。マンチェスター・シティも同様で、DF板倉滉(現フローニンゲン)やFW食野亮太郎(現ハーツ)といった日本人選手もこのケースに該当する。

 このトレンドが来夏から制限される。FIFAは2020年7月から、1クラブが1年間でレンタルによる獲得・放出をすることができる22歳以上の選手を、それぞれ8人に限定するルールを定めると発表。さらに22-23シーズンでは8から6に数字を減らしていくつもりだ。

『BBC』によると、FIFAはこの制定について「レンタル移籍が若手育成を目的とすることを保証するため」とコメント。若手を“青田買い”して育成成功を見定めるシステムを変えていく姿勢のようだ。

 なお、来夏から始まるこのルールは国外クラブへのレンタルの場合に限り、国内クラブ間での新ルール開始については3年間の猶予が与えられている。

TOP