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3月16日開幕予定の「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 」が開催中止

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 日本ブラインドサッカー協会(JBFA)は3月16日~21日に品川区立天王洲公園で開催を予定していた「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2020 in 品川」の開催中止を発表した。

 JBFAでは、新型コロナウイルスによる感染症拡大防止に対応するため、2月上旬より関係省庁・機関との連携による情報収集を行い、他のスポーツ団体やイベント等の方針や判断など様々な情報収集をして協議を続けてきたが、2月26日に決定された、政府の新型コロナウイルス感染症対策の基本方針に沿い、出場選手や観客をはじめ、健康と安全を最優先に考慮し、開催の中止を決定した。

 これに伴い、本大会観戦チケットの販売を中止し、既にチケットをご購入された観客に対しては払い戻しを行う。公式サイトで購入した人にはメールで案内し、それ以外の方法で購入した人に対しては大会公式サイト(https://www.wgp-blindfootball.com/)を通して案内する。

 大会が開かれていれば、開幕直前の15日まで行われる予定だった日本代表合宿も中止。しばらくは各自でトレーニングを積み、チームとしての活動は新型コロナの収束の状況を見ながら再開する。

 不測の事態で大会が中止となり、パラリンピック本番にむけたピッチ内外のシュミレーションをしたかった日本代表チームにとっては痛いが、その状況は他国にとっても条件は一緒。ブラジル、アルゼンチン、中国といったパラリンピックのメダル候補の強豪国と違い、日本代表は練習に割ける時間、環境は見劣りするが、それを補って勝つことをポリシーにしてチーム作りをすすめてきた。今こそ、このピンチをどうチャンスに切り替えられるか。メダルを狙う日本代表の底力が問われている。

(取材・文 林健太郎)

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