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「恐ろしい瞬間」「彼を殴ってしまった」A・ゴメスが悪夢の負傷を振り返る

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悪夢の負傷を振り返ったMFアンドレ・ゴメス

 エバートンのポルトガル代表MFアンドレ・ゴメスがイギリス『デイリー・メール』のインタビューに応じ、昨年11月3日のプレミアリーグ第11節トッテナム戦で負った大怪我について語った。

 A・ゴメスは同試合の後半途中に左サイドでドリブルを仕掛けた際、後ろから韓国代表FWソン・フンミンのスライディングタックルを受けると、勢い余ってDFセルジュ・オーリエと激突。右足首が不自然な方向に曲がってしまい、のちに右足首の脱臼骨折と診断された。選手生命の危機となるような大怪我だったが、手術を経て今月23日のプレミアリーグ第27節アーセナル戦で途中出場し、復帰を果たしている。

「あれは恐ろしい瞬間だった。でも、戻ってくることができて嬉しい。本当に、本当に良かったよ」

「あれが起こった時、僕は自分の足を見ることができなかった。僕は目を背けようとしていた。そのイメージを頭の中に浮かべたくなかったんだ。僕はすでに苦しんでいて、何かがおかしいことはすぐに分かっていた」

「僕が叫んでいる間、スタンドの観客は僕を見ながらこうしていたよ(恐い物を見ないように手で顔を隠すジェスチャー)。メインスタンドの隅では、親が子供たちの視界から僕を外そうとしていたんだ!」

 それでも早期復帰に至ったのは、本人の回復力に加え、エバートンの医師を務めるジョン・ホリングスワース氏の素早く適切な処置も関係していたようだ。

「何かが間違った方向を向いていることは知っていた。彼(ホーリングスワース医師)は全てのことをきちんと対応してくれていると僕は確信したかったし、実際に彼は信じられないほどだったよ。彼は僕の足首を正しい場所に戻してくれた。僕は靭帯と骨を損傷していた。彼は2度の動きで、回転させて戻したんだ」

「ジェンク(・トスン)、リュカ(・ディニュ)、それからリシャルリソンも近くにいたことを覚えている。ルイス・ボアモルテ(当時のアシスタントコーチ)が僕の隣にいて、僕は足首を戻されている時に彼を殴ってしまったと思う! 肉体的にも精神的にも困難だったんだ」

 一方で、大怪我のきっかけを作ってしまったソン・フンミンも難しい時間を過ごした。A・ゴメスは48時間後にソン・フンミンと電話で話し、潔白であることを伝えたというが、その後に韓国代表FWに向けられた批判を防ぎ切れなかったと振り返っている。

 A・ゴメスは「ソンはナイスガイだ。彼は謝ってくれたし、僕はこのようなことは起こってしまうものだと説明した。明らかにあれは意図的なものではなかった」とソン・フンミンを擁護した。

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