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評価落とすマルセイユ酒井宏樹…現状打開のカギは左SBでのプレーか

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マルセイユDF酒井宏樹

 右SBのポジション争いでボナ・サールに大きく後れを取るマルセイユのDF酒井宏樹の現状についてフランス『Le Phoceen』が伝えた。

 2016年の加入以降、マルセイユの中心選手として活躍を続ける酒井。しかし、4年目に突入した今シーズン、日本代表DFは調子を落とし、サポーターや解説陣からも低調なパフォーマンスを指摘され、さらにスタメン落ちを経験するなど、加入後最大の苦難に直面する。

 これを受け、同メディアは酒井とサールの現状を比較。「シーズン当初、サールが数年にわたり好調を続けるサカイに代わって右SBのファーストチョイスになるとは想像できなかった」と前置きし、酒井よりも6試合、500分あまり多くプレーするフランス人DFを“必要不可欠な選手”と称賛した。

 また、今シーズン2度にわたり負傷で離脱し、出場停止と合わせて6試合に欠場した酒井とは異なり、サールに出番がなかったのは累積による出場停止の1試合のみ。さらに、2月に行われた公式戦7試合すべてでフル出場するなどアンドレ・ビラス・ボアス監督からの信頼も厚い。

 一方、右SBのファーストチョイスの座をサールに譲った酒井については「今シーズンに至っては疲労の兆候が見られる」と代表戦の度に日本とフランスの往復を余儀なくされる同選手の不調の要因について言及した。

 しかし、このままシーズン終了までベンチを温めることは考えられないようだ。「サカイはサールから大きく後れを取っているが、残りの11試合で状況を変えられるチャンスがある。サカイは左サイドのトラブルシューティングとなる可能性があり、次節に出場停止のジョルダン・アマビの代役として先発でプレーすることになるだろう」と期待を寄せている。

 ここまでリーグ・アン2位に位置するマルセイユは、6日の次節でアミアンと対戦する。この試合で酒井は左SBとしてのチャンスを得て、アピールすることができるのだろうか。

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