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新型コロナに揺れるセリエA、若きインテル会長が激怒「公衆の健康は二の次か?選手を守らないのか?」

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インテルの若き会長、スティーブン・チャン氏

 インテルのオーナーであるスティーブン・チャン氏は2日、自身のインスタグラム(@stevenzhang91)で怒りを露わにした。

 新型コロナウイルス感染が拡大しているイタリアのサッカー界では混乱が続いており、2月29日と3月1日のセリエA第26節では6試合が5月13日に延期となった。しかしその後の日程については延期か無観客試合かで二転三転。すでに5月13日に延期が決定している第26節分・インテルとユベントスの“イタリアダービー”を今月9日に開催する可能性が再浮上しているという。

 この案が決定すると、インテルは5日にコッパ・イタリア準決勝第2戦でナポリと、9日に首位ユベントスと、そして12日にはヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦でヘタフェと重要な試合が続くことに。息を抜けない試合展開にチームは疲弊し、さらに通常開催は新型コロナウイルスの感染拡大にも影響を与えるかもしれない。そんな状況を危惧し、インテルの若き会長であるチャン氏が自身のインスタで発言。イタリアサッカーリーグ会長のダル・ピーノ氏に怒りを向けた。

 チャン氏は「私はあなたに言いたい、リーグ会長のダル・ピーノ氏よ。恥を知るがいい」と名指しで発言。「試合のカレンダーを動かし、公衆の健康などいつも二の次だ。あなたはおそらく最大最悪の道化でしょう」と痛烈に批判している。

「今にしてスポーツマンシップや公平な試合開催を説くのか?私たちは自分の選手や監督を守らず、彼らにノンストップで働けと言えというのか? 会長よ、今こそ立ち上がり、責任を取るべきだ。私たちは2020年にこんなことを行うのか」

「世界中の皆さん、インテルのファンだとかユベントスのファンだとかは関係ない。どうかご無事で。あなたたちや家族、その社会にとってこれが最も重要なことです」

 チャン氏はクラブのオーナーである蘇寧電器グループ・張近東会長の息子。2018年に26歳の若さで会長に就任している。

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