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拡大続けばさらなる延期も示唆…Jリーグ村井チェアマン「振り切るのは無責任」

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Jリーグの村井満チェアマン

 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)と日本野球機構(NPB)でつくる『新型コロナウイルス対策会議』が3日、第1回会議を行った。終了後、Jリーグの村井満チェアマンが都内で会見を行い、公式戦再開に向けた今後の動きを示した。

 この日行われた第1回のテーマは「チーム関係者のリスク」。まずはリーグとクラブが足並みを揃え、選手やコーチングスタッフ、チーム職員を感染から守っていく仕組みを共有した。

 一方、公式戦の再開に向けてはファン・サポーターをはじめ、多くのステークホルダーの感染リスクを無視できない。村井チェアマンは会見で「再開にあたっては一般のサポーター、観戦する方が非常に大事」と強調。9日の第2回会議では「ファン・サポーターの皆様をコロナウイルスから守るためにどういう対応が必要で、どうなれば試合を開催できるのか」といった点について話し合うことを明かした。

 Jリーグは今月15日までに予定されていた全公式戦の延期が決定済み。現在の争点は18日に予定されているJ1第5節以降の開催可否だ。

 会議では専門家に対して「12日に実行委員会があるので、12日をめどに提言をもらえるとありがたいと申し上げた」という村井チェアマン。それでも現状については「再開できる社会になることを望んでいるということで、それ以降も延期するという決断をすることもある」と厳しい見通しを示す。

 とはいえ、中断期間が長引けば長引くほど経済的な影響は大きい。村井チェアマンも「Jリーグは裾野が広く、支えてくれている方はサッカー界に限らない。飲食関係、公共交通、警備関係、サッカーの試合運営にご協力いただいている関連ビジネスに関わる人々が多いのがスポーツの特長。そういう方々に支えられているのは事実なので考えないといけない。入場料収入はクラブの財政源であるので、経営面もケアしないといけない」と思いを寄せる。

 ただし、そうした人々を感染拡大によって危険に晒しては意味がない。「重要なのは日本全体の国民の皆様の安心な生活にプライオリティを置いたうえで、さまざまなステークホルダーの意見を聞きながら判断すること。財務的な状況を見て、備えがないのに振り切るのは無責任。クラブもスポーツの公共性は理解をしていると思うので、大局的な見地からの判断をしていきたい」。冷静にリスクと向き合い、慎重な意思決定を進めていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
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