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強豪校の練習施設に潜入取材。“華麗なる猛虎”東海大福岡の練習場はミスト機能付き

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福岡の伝統校、東海大福岡高の練習施設「松前記念総合グラウンド(タイガーフィールドスタジアム)」

 高校サッカーの強豪校はどのような環境でトレーニングしているのか。グラウンド、部室、サッカー部寮……。各校の協力によって、高校進学を控えた中学生たちにとっても貴重な情報を教えてもらってきたぞ。第29回は旧・東海大五高時代にインターハイ17回、全国高校選手権14回の出場歴を持つ福岡の伝統校、東海大福岡高(福岡)のグラウンド、施設を紹介する。

■練習場は松前記念総合グラウンド






 東海大福岡は福岡県宗像市に位置。練習施設は同校内にある松前記念総合グラウンド(タイガーフィールドスタジアム)だ。東海大福岡高創立50周年記念事業ならびに学校法人東海大学建学75周年記念事業の一環として、16年12月に竣工。800席の観客席や倉庫・更衣室、60m×2レーンの全天候型陸上競技路も兼備された、人工芝サッカー場だ。

■練習を重ね、「繋ぎの超攻撃サッカー」を表現





 素晴らしい環境の下、選手たちは東海大福岡の「繋ぎの超攻撃サッカー」を表現し、公式戦で結果を残すために力を磨いている。全国高校選手権4強など九州屈指の伝統を持つ男子サッカー部に加え、女子サッカー部も台頭中。女子は2度のインターハイ出場。また、今年1月の全日本高校女子選手権では8強入りしている。

■グラウンドにはミスト機能も




 人工芝グラウンドはミスト機能を設備されており、気温が上昇する前に散布することでピッチを冷却。夏場の高温対策が施されている。

■「華麗なる猛虎」






 タイガー軍団・東海大福岡の愛称は「華麗なる猛虎」。判断しながらボールを動かし、個とグループによる崩しからゴールを奪い取る。かつては現日本代表コーチの横内昭展氏や元日本代表GKの岡中勇人氏、C大阪MF藤田直之、広島MF清水航平らを輩出。今春、GK李到炯がJ3の今治FCへ加入した。今年もアタッカー陣を中心に複数のタレントを擁している。

■伝統校復活へ






 選手たちは第2クレーグラウンドも活用。人工芝グラウンドとクレーコートの両方で得られる力を身に着けている。平清孝総監督や大丸忠監督をはじめとするコーチ陣の指導の下、個々、チームの成長を目指して勝利へ。激戦区・福岡を今年こそ突破し、全国舞台に舞い戻る。

(取材・文 吉田太郎)

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