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強豪校の練習施設に潜入取材。関西の強豪・神戸弘陵の練習場は18年4月に人工芝化

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1月の全国高校選手権ベスト16、神戸弘陵高の練習場

 高校サッカーの強豪校はどのような環境でトレーニングしているのか。グラウンド、部室、サッカー部寮……。各校の協力によって、高校進学を控えた中学生たちにとっても貴重な情報を教えてもらってきたぞ。第30回はプレミアリーグWESTにも在籍した実績を持つ関西の強豪校、神戸弘陵高(兵庫)のグラウンド、施設を紹介する。

■18年に人工芝化






 神戸市北区に位置している神戸弘陵の練習施設は、校内にある第3グラウンド。18年4月に人工芝化されたグラウンドは公式戦も実施できるサッカー専用グラウンドでナイター設備も完備している。観客席は屋根付き。綱登り用のロープなど肉体強化メニュー用の器具も設置されている。

■プレミアリーグや全国舞台で戦ってきた伝統校







 神戸弘陵は16、17年シーズンと2シーズンに渡って高校年代最高峰のリーグ戦、プレミアリーグに所属。全国高校選手権出場10回の強豪校だ。ボールを大事しながら、試合展開、ボール状況、相手を見て判断するスタイル。なかなか結果の出なかった時期もあるが、OBの谷純一監督をはじめとしたコーチ陣の指導の下、近年は全国大会出場回数を再び増やし、今冬の選手権では2勝した。1月の全日本高校女子選手権で1勝した女子サッカー部は第3グラウンドのほか、フットサルコート2面分の女子サッカーグラウンドでトレーニングしている。

■OBも活躍





神戸弘陵は元日本代表MF奥大介氏やフットサル日本代表歴を持つ加藤竜馬(バルドラール浦安)、現柏の10番MF江坂任を輩出。今春にはCB田平起也がC大阪へ加入した。学校にはU-18日本代表に選出された田平やOBの活躍を讃える横断幕も。

■練習も全力で勝負





練習中のムードは上々。取材日は罰ゲームを懸けたミニゲームで勝者が大喜びしていた。

■努力は裏切らない







「努力は絶対に裏切らない」。19年シーズンはインターハイ予選、プリンスリーグ関西と公式戦で結果が出ずに苦しい時期が続いたが、諦めずに努力し続けてきた結果、選手権出場権を獲得し、J1内定やU-18日本代表、日本高校選抜候補選出という評価を得る選手も出た。3年生たちの姿を見ていた下級生たちは先輩たちのように努力を続けて、目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)

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