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元伊代表マルキージオ氏、新型コロナ拡散防止に呼びかけ「休校だから友達と出かける君へ」

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元ユベントスのMFクラウディオ・マルキージオ

 元イタリア代表MFのクラウディオ・マルキージオ氏が9日、自身のインスタグラムを更新し、イタリアの新型コロナウイルス感染拡大について自身の見解を示した。

 イタリアでは北部を中心にコロナウイルスの感染拡大が続いており、9日の時点で感染者7985人、死者463人と深刻な事態となっている。セリエAも当初は無観客での開催を続ける方針だったが、イタリア政府がイタリア全土の移動制限やすべてのスポーツイベントの中止を発表。4月3日までリーグが中断されることが決定した。

 9日に行われたセリエAサッスオーロvsブレッシア(3-0)では、先制点を挙げたサッスオーロのFWフランチェスコ・カプートが「すべては良い方向へ向かう。#みんな自宅待機しよう」と書かれたメッセージをカメラに向けて、感染拡大防止をアピール。イタリア北部トリノ出身で2018年まで長年にわたってユヴェントスのバンディエラとして活躍したマルキージオ氏も立ち上がり、不要な外出を避けるようファンに向けて呼びかけを行った。

 マルキージオ氏は9日、SNS上に防護服姿のままでやつれ切った医師の写真を投稿。ハッシュタグに「#iorestoacasa(私は自宅待機する)」をつけ、ポエムを綴った。

「何が起ころうと構わずにレッドゾーンから脱出した君へ。学校が休校だから友達と出かけようとする君へ。スキー旅行をあきらめられない君へ。もう計画してしまったから行くという君へ。君たちはこの写真を見て、自分が最低な人間だと感じないか?」

 イタリアでは現在、マルキージオ氏のほかにも多くの著名人が自宅待機を呼びかけるメッセージを行っている。コロナウイルスの感染拡大を少しでも抑え込むことができるのか、マルキージオ氏らの影響力にも期待が集まる。

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