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リーガで“無観客”期間スタート…エイバル乾貴士は3試合ぶり先発も黒星

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無観客で行われたエイバルソシエダ

[3.10 リーガ・エスパニョーラ第24節延期分 エイバル1-2ソシエダ]

 MF乾貴士所属のエイバルは10日、リーガ・エスパニョーラ第24節の延期分でソシエダと対戦した。新型コロナウイルスの流行で急きょ無観客開催となり、異様な雰囲気の中で行われた一戦。乾は3試合ぶりの先発出場を果たしたが、チームは1-2で敗れた。

 リーグは10日午後、今後2週間の公式戦全試合を無観客で行うことを決定し、近隣でのダイオキシン発生のため延期されていたこの一戦が最初の試合となった。エイバルの本拠地イプルーアはすべて空席。試合前セレモニーでは整列はしたが、感染防止のため握手は行わず、選手たちはそのまま記念撮影に入るという異例のスタートとなった。

 エイバルは前半14分、対面の相手をかわした乾が鋭いクロスを味方の足元に入れたが、うまく収められずにチャンスに至らず。すると16分、クロス対応を試みたDFパブロ・デ・ブラシスのハンドでPKを献上し、FWミゲル・オヤルサバルに右へと決められて、ソシエダに先制点を与えた。

 それでもエイバルは前半26分、今後は左サイドからFKに反応したFWキケ・ガルシアのヘディングシュートがMFイゴール・ズベルディアの手に当たってPKを獲得する。しかし、MFファビアン・オレジャーナのキックはGKアレックス・レミーロに阻まれ、対照的な形で同点ゴールの絶好機を逃してしまった。

 ソシエダは後半30分、右サイドからのクロスをFWポルトゥが足を伸ばしてつなぐと、ゴール前にフリーで走り込んだFWウィリアン・ジョゼがGKの股下を抜くシュートを決めて追加点。直後の32分、乾はMFキケ・ゴンザレスとの変更でピッチを後にした。

 エイバルは後半44分、キケ・ガルシアの突破を止めようとしたDFホセバ・ザルドゥアのハンドでPKを獲得。これをFWシャルレスがGKとの駆け引きの末に決めて、ようやく1点を返した。しかし、サポーターの盛り上げもないため勢いをつくれず反撃はここまで。ソシエダが2-0で勝利し、欧州CL圏内の4位に浮上した。一方のエイバルは16位に留まった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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