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3連敗終戦なでしこジャパンに危機感…「集中度が足りない」「世界との差を感じた」

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なでしこジャパンは3連敗で大会を終えた

[3.11 シービリーブスカップ 日本女子1-3アメリカ女子]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は11日、シービリーブスカップ第3戦でFIFAランキング1位のアメリカ女子代表と対戦し、1-3で敗れた。なでしこジャパンは初戦のスペイン、2戦目のイングランドに続き、3連敗で最下位に終わった。

 ライバル対決。そう呼ばれたのは過去のことになってしまったのだろうか。なでしこジャパンはアメリカ女子代表に敗戦。3連敗で東京五輪前、最後の海外遠征を終えた。

 試合序盤から苦しい展開。開始7分にFWミーガン・ラピノーに直接FKを決められ失点。さらに前半27分にはラピノーからのパスを受けたFWクリステン・プレスにループシュートを決められ、2点を追う展開になる。

 後半に入ってようやく13分、左サイドからMF中島依美がマイナスに折り返すと、と後半途中出場のFW岩渕真奈が右足でサイドネットに突き刺して1点を返す。

 後半30分、岩渕のスルーパスから右のスペースに抜け出したMF三浦成美がニアを狙う。しかしシュートは惜しくも逆ポストを叩き、ゴールネットを揺らすことは出来なかった。

 すると後半38分、左CKからMFリンジー・ホランに頭で決められ、万事休す。今のなでしこにビハインドを跳ね返す力は残っていなかった。

 試合後、高倉麻子監督は「3試合ともそうですけど、やられてはいけないミスが多かった。集中度が足りなかった」と課題を指摘。「勝負所を感じる力」が足りないことを修正点して挙げると、「シーズンが始まれば集中度は上がってくると思う」と間近に迫る東京オリンピックに向けた選手のコンディションの上昇を期待する。

 主将DF熊谷紗希は「狙いとしていた戦いは出来たが、早い時間帯に失点、ミスから仕留められたところが世界との差だなと感じた」と危機感を口に。「自分たちが失ったところからやられているので、ボールの回し方、持ち方を考えないといけない。次に向けて出直しというか、課題を修正できるようにしていきたい」と絞り出した。

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