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CL快進撃のアタランタ指揮官、選手の市場価値に疑問「60億円の選手よりゴメスやイリチッチの方が…」

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好調アタランタを率いるジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督

 アタランタの指揮官ジャン・ピエロ・ガスペリーニが、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、チームなどについて語った。

 ガスペリーニ率いるアタランタは今シーズン、クラブ史上初となるUEFAチャンピオンズリーグ出場を成し遂げると、マンチェスター・シティなどと同居するグループCを2位通過。決勝トーナメント1回戦では、バレンシアに対しホームで4-1、敵地で4-3と2連勝して8強進出の偉業を達成し、新型コロナウイルスが猛威を振るうベルガモの街につかの間の喜びをもたらした。

 アタランタ指揮官はその後、自身の心境を吐露。感染拡大防止のためにイタリア全土で移動が制限される中、より開放的で自由な気質を持つローマ以南の住民を心配した。

「我々に関して言えば、2時間ほどで偉業を達成した喜びから一転、想像もできないような現実にいることを自覚し始めた。聞こえるのは救急車のサイレンばかり。どうか家族と一緒に家にいて外に出ないようにして欲しい。ここロンバルディアでは、困難のときであろうと比較的秩序だった行動ができるが、ローマやナポリではどうなってしまうのだろうか」

 またガスペリーニは、チームをけん引する32歳のMFアレハンドロ・ゴメスやMFヨシプ・イリチッチに言及。市場価格が必ずしもパフォーマンスに直結していないと主張した。

「我々は希望の兆しではないだろうか。現在、一部の選手が過剰に評価されていることに注目すべきだ。私が言いたいのは、選手の市場価値が、その選手の試合における影響力や決定力と直接つり合いが取れていないということ。例えばゴメスやイリチッチは年齢のこともあり、市場価値が高額ではないかもしれない。しかし彼らを選ぶか、それとも5000万ユーロ(約59億円)の選手を選ぶかと問われれば、私は2人を選ぶ」

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