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ナイキの新たな挑戦になでしこ戦士がサポート約束「女子サッカーを支えていると言っても過言じゃない」

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 未来の日本女子サッカー界を担う「ファントム」を探せ!女性アスリート支援に力を入れるナイキフットボールの新たな試みである「ファントムキャンプ」がセカンドステージに突入。1月に実施されたファーストステージにおいて選出された藤野あおば(十文字高1年)と愛川陽菜(神村学園高1年)の2人が、浦和レッズレディースの沖縄キャンプに特別参加した。


●愛川陽菜(神村学園高1年)
「普段の練習では感じることができないプレースピードだったり、フィジカル的なところが凄かったです。動きの部分で勉強になりました。まだ高校1年生なので、大人の人たちのプレーを盗んで、これからの高校サッカーに生かしていきたいです」

「(浦和レッズレディースは)キャプテンの柴田華絵さんが神村学園の卒業生。憧れていた先輩のところで機会を得られることで、目指していた人とこうやって出来ることがとても嬉しかった。縦関係の時に守備のことで後ろからアドバイスを貰ったり、指示してもらったのでやりやすかったです」


藤野あおば(十文字高1年)
「次のプレーに向かうためのボールコントロールが前回のキャンプに参加する前よりは増えてきたと思います。前回来てくださった永里(優季)さんの動画をよく観させてもらっている。代表でも年上の人と試合をすることが多い。FWは対人とかが多いと思うので、毎回帰ってくるたびに体の課題が残るので、それは普段から意識しています」

「今日はプレースピードだったり、強度だったり、普段感じられないことを感じれました。監督にもボールを持った時にまずはゴールに向かうようにアドバイスを貰いました。自チームでも前を向かないFWは怖くないと言われていて、今回、自分が出来るものは挑戦して、結果として得られたものをチームに帰って練習していきたいです」


南萌華
「自分が高校1年生の時を思い出したんですけど、あんなに堂々とプレー出来なかった。最初は緊張していたのかなと思いましたけど、ゲーム形式になってからは話しながら頑張っていたのかなと思います」

「上手い選手とプレーできることは上手くなる近道。人のものを盗むのはタダですし、一番は同じポジションのプレーを見て勉強すること。真似できないプレーはあるけど、近くで見ているとこうやるんだとか、コツが分かったりする。自分も真似して出来ないことも多かったけど、積み重ねが大事かなと思います」

「ナイキさんにはスパイクとかはアンダーの時からサポートして頂いている。またこういうプロジェクトがあるように、女子サッカーをナイキさんが支えていると言っても過言じゃない。こういう企画には自分も出来る限り協力していきたいと思います」




菅澤優衣香
「なるべく高校生がボールを持った時はなるべく近くでプレーしようと思いました。緊張しているのかなというのはあったけど、技術はちゃんとしているし、全然差はなくプレー出来るのかなと感じました。ただもう少し積極性はオフのところでもあってもいいのかなと感じました。サッカーの時も感じたことがあるなら言ってもらっていい。今のうちから積極的にしゃべることが大事なのかなと思います」

「でも自分がそのときどうだったんだろうと考えると、たぶん同じだった。きっとなでしこリーグでやっている選手を相手にしたら喋れないと思います。自分も振り返ると、澤元選手ともっと自分から話しかければよかったなと思います。」

「若い時に目指しているレベルの選手とプレーすることはプラスになる。逆算して今何をしなければいけないかが見えてくるので。こういう機会を設けてもらうのは高校生からしたら嬉しいことだと思う。逆に自分たちも若い選手とやることで今の高校生の上手さを感じることが出来るので、魅力的な活動だなと感じています」




●森栄次監督
「2人の感想?非常にいい。こういう企画も面白いし、彼女たちが肌で感じるものがあると思う。続けていってほしいですよね。(藤野は)彼女は昔から知っていた。筋肉の付き方が他の選手と違っていて、男子の中に入ってもあのスピードは普通に出来ると思います。今日も当たっている選手が代表選手の南だった。こういうレベルなんだと肌で感じながら下のところがレベルアップしていく。裾のレベルアップに繋がれば、女子サッカー界ももっと活性化すると思います」

(取材・文 児玉幸洋)

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