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新型コロナ対応を痛烈批判! FWルーニー「もし家族にうつしていたら…」

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ダービー・カウンティ所属のFWウェイン・ルーニー

 ダービー・カウンティに所属するFWウェイン・ルーニーが、新型コロナウイルスへの対応が遅れたイギリス政府やサッカー協会を痛烈に批判している。イギリス国営放送『BBC』によると「イギリスのサッカー選手はモルモットのように扱われていると感じた」と語ったようだ。

 プレミアリーグは今月12日、週末の試合を通常どおりに行うことを発表。ところがその後、選手や監督に感染者が続出したことで方針を一転させ、13日の緊急会議で4月3日までに行われる予定だったリーグ戦を中断することを決断した。またイングランドサッカー協会(FA)も2〜4部リーグ、FA女子スーパーリーグ、女子選手権などの主要大会休止に踏み切った。

 もっとも、中断を決定したのは欧州5大リーグで最後だった。『タイムズ』紙のコラムに私見を寄稿したルーニーは「テニス、F1、ラグビー、ゴルフ、他国のフットボールなど、他のスポーツは中断された。ただ、われわれは続けるように求められた」などと不満を明かす。

「私はサッカー選手の多くが戸惑っていたと思う。『これに関与しているお金はどういったものなのだろう?』とね。なぜ金曜日(13日)まで待ったんだろう。なぜ(アーセナル指揮官の)ミケル・アルテタが感染したのは正しいことだったんだろうか」。

 そう語る34歳は「緊急会議があってようやく正しい決定がなされたけど、それまでイギリスのサッカー選手はモルモットのように扱われていると感じた」と指摘。「もし自分が安全でない時にプレーしないといけなかったことで家族にうつして、その症状がひどくなったりでもしたら、再びプレーすることは厳しくなっていたはず。当局を許せなかっただろうね」と述べている。

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