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バルセロナが“稼働率30%”デンベレに見切り…今夏についに別れか

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バルセロナFWウスマン・デンベレ

 バルセロナのFWウスマン・デンベレに対する忍耐は間もなく限界を迎えそうだ。スペイン『アス』が伝えている。

 2017年夏にドルトムントから当時のクラブ史上最高額でバルセロナに加入したデンベレ。大きな期待とともにカンプ・ノウに移籍した同選手だが、度重なるケガに悩まされ、満足にプレーできない状況が続く。今シーズンも11月の負傷から復帰しようとした1月末にハムストリングスの腱断裂を起こし、その後手術を受けて、半年近くの離脱が想定されている。

『アス』によると、故障による離脱期間は累計で「344日」とほぼ1年に上り、今回のケガで「500日」以上にまでこの数字が伸びることが確実視される。さらに、今シーズンのスタッツは加入以降最悪で、出場可能な37試合での出番は9試合のみ、プレー時間で表すと3330分のうち492分、実に14.8%しか稼働できず。なお、過去2シーズンでは1年目が23.7%、2年目が46.4%で、ここまで3シーズンを合計すると、出場可能な154試合での出場数は75試合、プレー時間で表せば1万3860分のうち4215分と、全体の30%程しかプレーできていない。

 また、シーズン中の復帰が予想されるルイス・スアレスとは異なり、復帰が来シーズンの開幕戦以降と想定されるデンベレには、首脳陣を納得させるパフォーマンスを見せる時間が残されていない。同選手への信頼は完全に失われ、バルセロナとしては3年目となる今シーズンをラストチャンスと考えていた様子。そのため、同選手はピッチ上で証明しなければならない状況であったが、負傷によりその機会を失った。

 ただし、問題は稼働率だけではないという。試合に出場しても、デンベレはある特定の時間帯を除いて一貫性のあるパフォーマンスを見せることができず、チームにとって重要な選手と呼べるほどの働きもできていないと伝えられる。

 今夏の売却に動く可能性が高い一方で、コウチーニョのようにローンで放出される可能性も否定できないデンベレだが、どのような将来を歩むことになるのだろうか。

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