beacon

レアルFWが“自主隔離”破って帰国、逮捕の可能性も

このエントリーをはてなブックマークに追加

レアル・マドリーFWルカ・ヨビッチ

 レアル・マドリーFWルカ・ヨビッチが今週、自主隔離の要請を破って母国のセルビアに帰国していたようだ。現地メディア『Blic』は「パートナーの誕生日のため」と理由を報じ、警察当局から逮捕される可能性も指摘している。

 R・マドリーは今月12日、施設を共にするバスケットボールチームで新型コロナウイルスの感染者が出たため、チームの活動を一時停止。検査で陽性反応が出た者はいなかったが、選手・スタッフは感染の恐れがあるとして14日間の自主隔離を行っていた。

 ところが、ヨビッチは今週の初めに母国へ帰還。セルビアでは現在、イタリアやスペインなどウイルス流行地からの渡航者は自主隔離を求められているものの、首都ベオグラード市内で通常どおりに活動していたという。その際、ガールフレンドのソフィア・ミロシェビッチさんの誕生日パーティーに出席していたようだ。

 セルビアのアナ・ブルナビック首相は18日夕、記者会見で「当局は在住国にとどまるよう要請したが、セルビアに無料の医療制度があることで、約65,000人の国民が海外から帰国している」という趣旨の説明を行った際、「何百万ユーロの契約をしていても、自主隔離をせずに帰ってきた海外サッカー選手たちの例も見てきた。これが当局が直面しているものだ」と述べ、匿名で批判を行っていた。

 これらの出来事を受けてベオグラードの地方検察庁は19日、ヨビッチを刑事告発するよう要請。今後、警察当局がヨビッチの不在を確認し、同様の行為を繰り返していたことが確認された場合、逮捕・拘留される恐れがあるという。またスペイン紙『マルカ』は「レアル・マドリーによる強い制裁が行われるかもしれない」とクラブが処分を下す可能性を伝えている。

●リーガ・エスパニョーラ2019-20特集
●久保建英の試合はDAZNで!!いまなら初月無料!!

TOP