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“自主隔離”破ったレアルFW「誰かを危険に晒したなら謝罪したい」

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レアル・マドリーFWルカ・ヨビッチ

 レアル・マドリーのFWルカ・ヨビッチは19日、自身の公式インスタグラム(@lukajovic)を更新し、新型コロナウイルスに関する疑惑に応答した。同選手はクラブから自主隔離を求められていた中でセルビアに帰国したうえ、流行国から渡航したにもかかわらず外出したため、同国の法令に違反している可能性を指摘されていた。

 ヨビッチはストーリーズ機能に見解を記載。「世界とわれわれの国の状況が難しく、忘れがたい状況にあることを考慮し、自分が行ってサポートしないといけないと考えた」。そう語った上で「私自身がトピックになっていることを非常に残念に思う。この危機と戦う主役である医師と現場で働く人々ではなく、常に私について書かれている」と批判に反論する文言を記した。

 また「マドリードでの新型コロナウイルス検査が陰性だったため、クラブの許可を受けてセルビアに向かい、人々を支援することに決めた」と帰国の経緯を説明。一方で「セルビアに来てから受けたテストも陰性だった。人々の中にプロとしての仕事を行わず、どのように自主隔離しておくべきか適切な指示をくれなかったことを非常に残念に思う」と批判的に述べた。

 セルビアで外出した理由は「スペインでは必需品を買うために薬局やスーパーマーケットに行くことは許されていた。だが、ここでは違った」という制度の違いにあると弁明。その上で「もし何らかの方法で誰かを危険に晒してしまっていたとしたらすべての人に謝罪したい。そして共に乗り越えられることを望む」と謝罪の言葉も綴っている。

 一方でこの問題の一報を伝えた『ブリック』によると、セルビア国内では陽性か陰性かを問わず、スペイン、イタリア、フランスからの渡航者は全員が14日間の自主隔離を求められている。

 セルビアのアレクサンダー・ブチッチ大統領は19日、ヨビッチの名前は出さずに「アパートにいる選手」としてこの問題に言及し、「今後、施設を離れると彼は逮捕されることになる。自分たちがしたことを反省しているが、人々の命は遥かに重要だということを明確にしておきたい」と厳しい姿勢を示した。

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