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田嶋会長がFIFAに「東京五輪は予定通り開催」と回答…延期が難しい理由も語る

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経過報告などを行った田嶋幸三会長

 日本サッカー協会(JFA)は19日、「田嶋会長便り vol.1」と題し、新型コロナウイルスへの感染が確認された田嶋幸三会長のコメントを伝えている。

 17日にJFAから新型コロナウイルスに感染していることが発表された田嶋会長。「田嶋会長便り vol.1」の冒頭で「多くの皆さんに御心配とご迷惑をおかけしていること、申し訳ありません」と述べ、経過報告を行っている。

「新型コロナウイルスの陽性がわかり2日がたちます。微熱があり、少し肺炎の症状があります。私は少し血圧が高いくらいで、持病もなく、タバコもすいません」

「昨日から医師の指示に従って治療を開始しました。そのかいあって、熱は下がり、気分は悪くありません。新しい薬の投与も始まり、一日中検査をしています」

「すぐに結果の出ることではありませんが、このような積み重ねがこの新型コロナウイルス感染症の治療法開発に活かされるのかと思います。これからできる範囲で情報発信をしていきたいと思います」

 続けて田嶋会長は、今夏の開催が懸念されている東京オリンピックについても言及。同時期に行われる予定だったEUROとコパ・アメリカは17日に1年の延期が発表されたが、東京五輪に関しては予定通りの開催を目指しているという。国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長から質問があり、その旨を報告したことを明かしている。

「先日FIFAのインファンティーノ会長から電話があり、お見舞いのメッセージをいただきました。その際、オリンピックについて質問がありました。日本サッカー協会、FIFAカウンシルの立場で、今、変更を決めることはできない。予定通り開催したいと申し上げました。延期などの措置については一切触れませんでした」

 加えて「ユーロ、コパアメリカなど既に開催日程を変更している大会もありますが、実際、オリンピックのサッカーは23歳以下の大会であることから、技術的に難しい面があることも認めなければなりません」と説明し、「どちらにしても今の意見としてはこの答えしかありません」と現時点での考えを語っている。

 田嶋会長は「最後に、医師、看護師、スタッフの皆さんの献身的な仕事ぶりに敬服しています。感謝です。きっと日本中の医療機関で皆さん頑張っていると思います」と述べ、「この事態が1日も早く収束し、日本でも世界のどこでもサッカーが自由にできる日を楽しみにしています。私も早く回復して、そのために力を尽くしたいと思います。お目にかかった皆様に感染がないことを心より祈っております。みなさまも、手洗いを励行し、どうかお身体に気をつけてお過ごしください」と呼びかけた。

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