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新型コロナ感染で逝去したレアル元会長に哀悼…ロベカル「彼は10分で私を獲得してくれた」

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逝去したレアル元会長のロレンソ・サンス氏

 レアル・マドリーの元会長であるロレンソ・サンス氏が21日、新型コロナウイルス感染により健康状態が悪化し、亡くなった。76歳だった。レアルは22日にクラブ公式サイトを通じて、関係者の言葉を伝えている。

 サンス氏は1995年から2000年にかけて会長を務め、UEFAチャンピオンズリーグ2回、リーガ・エスパニョーラ1回、スーパーカップ1回の優勝を経験した。クラブ公式サイトでは哀悼の意を示すとともに、クラブOBたちのコメントを伝えている。

 94年から10年までレアルに所属し、サンス氏とともに過ごしたラウル・ゴンサレス氏。レアル・マドリーTVのインタビューに応え、「ロレンソは2つのものに情熱を注いでいた。それは自身の家族とレアル・マドリードだった。マドリディスタは彼のことを忘れないだろう。彼はずっと我々と一緒にいる。彼はとても身近な存在で愛情深かった」と振り返る。「決して簡単ではない状況でセプティーバ(クラブ7回目の欧州制覇)とオクターバ(8回目の欧州制覇)を成し遂げた。ファンに多くの喜びをもたらしたチームの礎を築いた。誰もが大きな愛情と共に彼のことを覚えている」とその功績とともに、死を悼んだ。

「多くの選手たちにとって、ロレンソは父親のような存在だった。私は彼の家族と知り合う機会があったが、それは素晴らしいものだった。だからこそ今の状況というのはさらに残酷。フロレンティーノ・ペレス会長が言ったように偉大なる顕彰の場が設けられるし、レアル・マドリードが試合をするたびに彼は我々とともに居続けることになる」

 ロベルト・カルロス氏も96年から07年までレアルでプレーし、サンス氏とともに歩んだ。「報せを聞いて悲しんでいる。今は悲しい時。彼について話すのは彼が我々、選手やクラブ、ファンのためにしてきたことがあるから」と胸中を吐露。「残念だけど、その偉大な人間性、クラブへの情熱は残り続ける。私は彼がしてきたことに感謝しなければならない。私は歴代最短で補強を決めた1人。彼は10分で私を獲得し、私がレアル・マドリーで勝ち取ったすべてのものは彼のおかげ」と感謝の気持ちを示した。

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