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ドログバ氏が感染危機迫る母国へ発信「私たち自身がウイルスをばらまく存在。責任ある行動を」

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 チェルシーなどで活躍したディディエ・ドログバ氏が、ソーシャルメディアを通じて母国コートジボワールへ呼びかけを行った。

 昨年末に中国で確認されて以降、世界各国で爆発的に感染を広げる新型コロナウイルス。イタリアやスペインを中心に被害の拡大が続いており、この影響を受け、フットボール界でも軒並みリーグ戦やカップ戦の中断が決まるなど大混乱に。アフリカにも感染の波は押し寄せ、22日現在で感染者数が1000人に上ったと見られている。

 ウイルスの特性上、非常に感染力が高く、高齢者や既往歴のある人を中心に死者が相次き、アフリカでも感染拡大が危惧されている状況。そんな中、チェルシーで欧州王者に輝いた元コートジボワール代表FWドログバ氏は、自身の『Twitter』にビデオメッセージを投稿した。

「コートジボワールの兄弟へ。この状況をとても軽く考えているから、非常に深刻に受け止めてほしい。政府からの指示に従うことが何よりも大切だ。私たち自身がウイルスをばらまく存在で、この状況に私たち全員が責任を持つ必要がある。定期的に手を洗い、必要時だけ外出し、互いに1メートルずつの間隔を取るんだ」

 ドログバ氏の他にも、現役選手やOBから対新型コロナウイルスに関する発信は続けられている。フアン・マタもパニックに陥る社会に向けて落ち着きを取り戻すよう求め、イングランド代表のギャレス・サウスゲート監督もメッセージを送った。また、先日にはチェルシーが医療従事者にホテルの無料提供を申し出たり、ローマは人工呼吸器の寄付に動いたりと、支援の輪も広がりを見せている。
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