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東京五輪延期に韓国U-23監督「強行するより良い」年齢制限にも言及

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U-23韓国代表を率いるキム・ハクボム監督

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、東京五輪の延期が決まったことを受けて、U-23韓国代表を率いるキム・ハクボム監督が胸中を明かした。韓国『スポーツソウル日本語版』が伝えている。

 新型コロナウイルスの感染拡大は収束の兆しが見えず、安倍晋三首相と国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が電話会談を行い、東京オリンピック・パラリンピックを1年程度延期することで合意。遅くとも2021年夏までの開催を目指して進んでいく方針を明らかにした。

 U-23韓国代表チームを率いるキム監督は「健康が一番大事。我々の立場では混乱する側面もあるが、大会を強行するより延期したほうが良い選択だと思う」と、決定を支持する考えを明らかにした。東京五輪世代のU-23韓国代表は2018年夏にアジア大会で金メダルを獲得すると、今年1月にタイで開催されたAFC U-23選手権も制覇している。

 五輪のサッカー競技は23歳以下(U-23)という年齢制限があるが、大会史上初の延期により、1997年生まれの選手の出場がどうなるのかが現時点では不透明になっている。万が一、97年組が出場不可となればチームの主軸が抜けるため、キム監督は「大会が1年延期されることで準備に支障が出る可能性がある」と指摘しつつ、「五輪規定がどうなるかはまだ分からない。状況が整理されるのをじっくり待とうと思う」と述べている。

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