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エースが韓国に帰ってこない! 仁川のモンテネグロ代表FWが欧州で足止め「このまま戻らないと…」

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仁川ユナイテッドのモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャ

 エースが帰ってこない…。

 欧州を中心に感染が拡大する新型コロナウイルスの影響で、仁川ユナイテッドのエース、モンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャが、自国で足止めを食らっているようだ。韓国メディアが伝えている。

 モンテネグロ代表のムゴシャは、3月に予定されていたラトビア戦(27日)、ルクセンブルク戦(31日)に出場するため、韓国からモンテネグロへ帰国。韓国国内からは、欧州を中心に感染が拡がる新型コロナウイルスの「感染リスクがある」とモンテネグロ行きを危ぶむ声も出たが、本人は予定通り帰国していた。しかし、その後の欧州のさらなる感染拡大が深刻化し、親善試合はいずれも中止となってしまった。

 試合が中止となったことで、ムゴシャはチームが活動する韓国へ戻ろうとしているものの、韓国紙『スポーツソウル』によると、同選手は「欧州内の状況悪化によりモンテネグロを抜け出せないでいる」という。

 モンテネグロから韓国へ戻るためには、ロンドン(イギリス)やパリ(フランス)の空港を経由して韓国行きの飛行機に乗る必要がある。しかし、欧州連合(EU)26カ国が、新型コロナの影響を鑑み、30日間にわたり国家間の移動を禁止しており、欧州を抜け出す方法を見つけるのは容易ではないようだ。 本人はトルコを通じるなど別ルートを模索しているようだが、依然として韓国帰国の目処は立っていないという。

 同紙は、昨季Kリーグで14ゴールを挙げ、仁川の劇的残留に貢献したムゴシャの離脱は「心配だ」とし、「このまま長い時間、チームに戻れないと組織力も影響を受ける。迅速な復帰が仁川の心配を軽減する最善の方法だ」と、早期帰国を懇願している。
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