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セスク、アーセナル退団時の苦悩 「自分と同レベルの選手はファン・ペルシとナスリだけだった」

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モナコMFセスク・ファブレガス

 モナコに所属する元スペイン代表MFセスク・ファブレガスが、アーセナル退団時を振り返った。

 バルセロナのカンテラ(下部組織)で育ったセスクは、2003年にアーセン・ベンゲル監督に高く評価され、ガナーズ入り。異国の同クラブでトップチームデビューすると、チームの主軸を担い、21歳時の2008年からキャプテンを担った。しかし、2011年には古巣バルセロナに復帰。その後、アーセナルのライバルであるチェルシーでプレーし、2019年1月からモナコに新天地を求めた。

 公式戦303試合に出場した古巣への愛を常々語ってきたセスクは、『Arseblog』でアーセナル退団時を振り返っている。セスクは当時のチームで自身と同じレベルと感じていたのは元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシ氏と元フランス代表MFサミル・ナスリだけだったと考えていたことを明かした。

「僕はキャプテンを務めていた。チームがタイトルを獲得しなければと、常にプレッシャーを感じていたんだ。全てを捧げたよ。負けた後、家で泣いたこともあった。眠れない夜もたくさん経験した。敗戦後のバスでは打ちひしがれていた。でも何人かの笑い声も聞こえるような状況だった。彼らはこれからどこに行こうかなんて話で盛り上がっていたよ」

「そんな感じが数年続いたんだ。僕らは確かに美しいフットボールをしていたし、僕もそれを楽しんでいた。ただ、僕は自分自身にチームを牽引するというプレッシャーをかけていた。時には孤独も感じていた」

「特に最後の2,3年はロビン(ファン・ペルシ)とサミル(ナスリ)だけが、技術的に、そしてメンタリティ的に僕と同じレベルと感じていた。傲慢と思わないでほしいけど、当時の僕はそう感じていたんだ」

「色々なことが頭をよぎり、精神的にも肉体的にも枯れ果ててしまっていた。全身全霊でやっていたし、クラブの目指す補強も知っていたけど、実現しなかった。これらのことや何人かの選手の振る舞いを見ていて、僕は他のことを望んだ。そういうことがなければアーセナルを離れることはなかっただろう」

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