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伊サッカー連盟、新型コロナ対策に代表チーム施設を提供…軽症の患者受け入れへ

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 イタリアサッカー連盟(FIGC)が26日、フィレンツェ市内にある代表関連施設を新型コロナウイルス対策に提供することを、公式サイトを通じて発表した。

 イタリアでは、北部ロンバルディア州を中心に新型コロナウイルスが猛威を振るっており、26日時点での感染者は8万人を突破。死者も高齢者を中心に8100人以上に上るなど深刻な状況となっている。医療崩壊の危機にひんする中、FIGCは、フィレンツェ市コベルチャーノに拠点を置くイタリア代表チームの宿泊施設などを新型コロナウイルス対策に提供することを発表した。健康観察の対象者や搬送された患者を受け入れる。

「サッカー界は強い関心と責任感をもって行動している。非常事態に際し、連盟や各リーグ、クラブ、選手、監督が立ち上がり、募金を集めたり、政府当局のメッセージを拡散したりしている。健康は最優先に守るべきものであり、FIGCは困難に直面しているイタリア国民に対し、コベルチャーノのスポーツセンターを開放する。カルチョは現在、行われていない。再開するためにも、コロナウイルスとの重要な戦いに共に勝利しなければならない」

 フィレンツェのダリオ・ナルデッラ市長は、FIGCのガブリエレ・グラビーナ会長らの申し出を受け入れ、感謝の意を示している。

「施設を提供してくれたグラビーナ会長やFIGCに感謝する。おかげでフィレンツェ市は、市民保護局の指導の下、保健所と合意の上で、集中治療を必要としないが自宅療養が不可能な患者らの隔離のための施設を短期間で準備することができる」

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