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サンチョ狙うクラブをドルトムントCEOが牽制「コロナだからといって価値以下の額で売却しない」

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ドルトムントで活躍するMFジェイドン・サンチョ

 ドルトムントのハンス・ヨアヒム・バツケCEOは、要求額が支払われた場合のみジェイドン・サンチョの放出を認めると強調した。

 2017年夏にマンチェスター・シティからドルトムントに加入以降、順調に成長を続けるサンチョ。今シーズンもここまで公式戦35試合で17ゴール19アシストを記録するなど大活躍の20歳ウィンガーだが、多くのビッグクラブの関心を集めている。マンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、リヴァプールといったプレミアリーグ勢に加え、レアル・マドリーやバルセロナも獲得を狙っていると伝えられた。

 ビッグクラブからの関心が絶えないサンチョの移籍金は1億ポンド(約133億円)に上ると予想される。現在、新型コロナウイルスにより各クラブが財政的に厳しい状況に立たされているものの、ドルトムントに値下げの意思はないようで、ヴァツケCEOはドイツ『ビルト』で獲得を狙うクラブを牽制した。

「コロナウイルス感染拡大の前から、ジェイドン・サンチョの残留を望むと言ってきた。しかし、選手の希望もリスペクトしなければならない。存続が危惧される状況下で我々から選手を強奪できるなんて、いずれのクラブも考えていないと思う。我々は選手の価値以下の金額で売却を進めたりする必要に迫られていない」

 現在、猛威を振るう新型コロナウイルスにより、フットボール界は活動停止の状態。これを受け、大幅な減収が見込まれるクラブは選手やスタッフのサラリー削減を打ち出し、ドルトムントの選手たちも給料の一部を放棄することが発表された。そんな中、同CEOはクラブが抱えるスタッフにできる限りの支援を約束した。

「我々はこの街で最大の雇用主の1つだ。我々の旅行代理店もセールスを辞めているし、イベントやケータリング会社も活動できていない。私には15万を超えるメンバーと株主への責任があるが、それ以上に850人のスタッフとその家族に対しての責任がある」

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