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「セリエAはこのまま今季を終えるかもしれない」伊選手協会トンマージ会長が懸念

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ダミアーノ・トンマージ

 新型コロナウイルスをめぐるセリエAの今後について、イタリアサッカー選手協会(AIC)のダミアーノ・トンマージ会長が29日、イタリアメディア『Ansa』のインタビューで見解を示した。

 イタリアでは、新型コロナウイルスが猛威を振るっており、29日時点での感染者は9万7000人以上、死者は高齢者を中心に1万人を超えるなど極めて深刻な状況となっている。セリエAでは、8日および9日に無観客で行われた6試合を最後にリーグは中断。ユベントスのDFダニエレ・ルガーニを始めとして複数のチームにおいて選手の感染が確認されており、今後が不透明となっている。

 29日には、イタリアのビンチェンツォ・スパダフォーラスポーツ相が『レプブリカ』のインタビューにおいてセリエAに言及。「セリエAのチームは中止にすべき場面ですでに過ちを犯した。以前のようにはいかないことを理解すべきだ」と非難しつつ、今後について、「5月3日のリーグ再開は非現実的だ」と述べ、5月上旬のリーグ再開に否定的な考えを示した。

 するとAICのトンマージ会長が現状についてコメント。セリエAがシーズン途中で終了する可能性があるとの見解を示し、その事態に備えていくべきだと主張した。

「スパダフォーラ大臣の見解により、新たな判断材料が出てきた。このままシーズン途中で終了するかもしれないと懸念される。したがってシーズン途中終了となった場合、技術面や契約面などでどうするべきか問題提起していかなければならない」

 またトンマージ会長は、ユベントスが年俸の削減について所属選手らと合意に至ったことについても言及。「減給に関して全体で足並みを揃えられるようにしたい。ユーベが一足早く行動したが、驚きはない。(ユーベ主将ジョルジョ)キエッリーニは我々の顧問の1人であり、すべてを把握していた。クラブと選手の間で合意に至ったのであれば、問題ない」と述べた。

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