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静学、尚志、昌平、桐光、帝長、興國による“究極”の新リーグ「ULTIMA」発足!

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 高体連屈指の技巧派チームが、リーグ戦で互いの技を高め合う――。19年度の第98回全国高校サッカー選手権で24年ぶり2回目の優勝を果たした静岡学園高(静岡)をはじめとした6校による新リーグ、「ULTIMA(アルティマ)FOOTBALL LEAGUE」が発足することが分かった(※7月、桐光学園の不参加が決定)。

 同リーグには尚志高(福島)、昌平高(埼玉)、桐光学園高(神奈川)、帝京長岡高(新潟)、静岡学園、興國高(大阪)の計6チームが参加。90分ゲームによる6チーム総当りのリーグ戦を行い、優勝を争う。大会の目的は「テクニックで魅了し、勝負を制するスタイルに拘るチームが互いに競い合い、高め合う事で強化促進に繋がるリーグ戦を実施する」。当初は今年3月に開幕する予定だったが、新型コロナウィルス感染拡大の影響によって、開幕延期。今後、臨機応変に試合機会を創出することになる模様だ。

 静岡学園は第98回全国高校サッカー選手権で磨き上げたテクニックとインテリジェンスによる攻撃サッカーを貫徹。MF浅倉廉(現拓殖大)、MF小山尚紀(進学希望)、MF松村優太(現鹿島)ら個の質の高さを印象づけ、決勝では青森山田高(青森)に0-2から逆転勝ちするなど、インパクトのある戦いをして日本一に輝いた。

 日常から技術向上に力を入れ、昨年度の全国大会などでその武器を発揮して活躍した強豪校が、オリジナルの6チームとなっている。選手権では帝京長岡がMF谷内田哲平(現京都)ら技術力高い選手たちの繰り出す鮮やかなパスワークで4強入り。同8強の昌平は日本高校選抜MF須藤直輝(新3年)、MF小川優介(新3年)をはじめ、今年もハイレベルな技巧派揃うチームだ。

 また、一昨年度の選手権でパススタイルの印象的なサッカーとFW染野唯月(現鹿島)の活躍によって4強入りし、昨年のインターハイも4強の尚志、FW西川潤(現C大阪)を擁して19年インターハイを制し、今年はより技術力高い選手の多い桐光学園、そして19年度選手権に初出場した新鋭で、今年もFW樺山諒乃介(新3年)、GK田川知樹(新3年)、CB平井駿助(新3年)の横浜FM内定トリオらタレント多数の興國。その6チームによるリーグ戦では、華麗な攻め合いが繰り広げられそうだ。

 優勝チームにはチャンピオンTシャツを贈呈。個人賞も設けられている。将来的にはU-16、U-15のカテゴリーによる大会発足や海外チームを誘致してのカップ戦、或いはULTIMA選抜での海外遠征などのプランも。技術の高いチーム同士の対戦が増える中、これまで以上に際立ったテクニカルな個、チームが生まれるか。昨年末に行われた静岡学園対興國の練習試合をきっかけに、一気に準備が進められた大会のサブタイトルは、「~究極~テクニックで魅了し、勝負を制する」。“究極”を目指した大会が幕を開ける。

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