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オランダ1部2部の再開は最低でも6月1日以降に…首相が明言

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PSVのMF堂安律フローニンゲンDF板倉滉

 オランダ・エールディヴィジの当面の再開はないようだ。オランダ『Algemeen Dagblad』などが報じている。

 現在、世界各国で猛威を振るう新型コロナウイルス。オランダでは31日時点で、感染者1万2000人を超え、死者は1000人に到達するなど、深刻な状況が続く。フットボール界では、他国と同様に3月12日にリーグ戦の中断が決まり、以降再開の見通しは立っていない。

 欧州サッカー連盟(UEFA)は、6月12日に開幕予定だったEURO2020の1年間の開催見送りを決断。さらに、6月末までの2019-20シーズン完結を目指すことで合意した。しかし、現状でのシーズン再開に疑問の声も上がっており、先日にはUEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長が6月までに再開できなければシーズンの無効を示唆していた。

 オランダ国内では現在、最低でも4月末まで休校やレストラン等の閉鎖を命じられるなど市民生活にも制限。さらに、ホッケーやテニスなどの協会はシーズンの完結を目指すものの、その他大部分のスポーツではシーズンの打ち切りが決まっていた。また、オランダサッカー協会(KNVB)は、アマチュアレベルのコンペティションのシーズン終了を発表した。

 そんな中31日、オランダのマルク・ルッテ首相は、6月1日までエールディビジとディビジョン1(蘭2部)の再開を認めない考えを明らかにした。同首相は会見で「残念だが、コンペティションはまだ再開できない。プロフェッショナルフットボールは、無観客であっても6月1日まで現状を続ける」と語った。

 なお、KNVBは、無観客にして6月30日までにシーズンを終える、6月30日を過ぎてもシーズン終了を目指す、シーズンの打ち切りと3つのシナリオを考えていたようだが、今回の政府からの発表を受け、再考を余儀なくされるようだ。

 現在、エールディビジでは、PSVの堂安律、AZの菅原由勢、トゥエンテの中村敬斗、ズウォレの中山雄太とファン・ウェルメスケルケン・際、フローニンゲンの板倉滉がプレーしている。

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