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元柏のカレカ氏が振り返る「マラドーナとの約束を守りミランを断った。それから日本に」

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 元ブラジル代表FWのカレカ氏が30日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、自身のキャリアを振り返った。

 今年10月に還暦を迎えるカレカ氏は、現役時代にナポリや柏レイソルなどで活躍。特にナポリでは、アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏やブルーノ・ジョルダーノ氏らとともにチームをUEFAカップ優勝やスクデット獲得へと導き、黄金期を築いた。

 カレカ氏は1987年にサンパウロからナポリへ移籍したが、当時はトリノなど複数クラブがブラジル人FWの獲得を狙っていた。カレカ氏は当時について、「だって私はマラドーナと一緒にプレーしたかったんだ。それが私の夢だったから。ナポリへ行くためにギリギリまで待った。ナポリに行ってからは、街やファンのことが大好きになったよ」と振り返った。またマラドーナ氏らと築いたトリデンテについて、「バルセロナでトリオを組んだネイマール、(ルイス)スアレス、(リオネル)メッシが相手でも互角に戦えただろう」と自画自賛した。

 ナポリでの2シーズン目には、名門ミランからオファーが届いた。しかし元ブラジル代表FWは、マラドーナ氏に忠誠を尽くすために断りを入れたことを告白。「ディエゴと約束していたから行かなかった。むしろ1993年まで契約を延長したほどだよ。それから故郷へ戻る前に日本でプレーすることにしたんだ」と述べ、セリエAの他クラブへ移籍せず、柏レイソルを経てブラジルリーグに復帰した経緯を説明した。

 最後に世界的な感染拡大を見せる新型コロナウイルスについてコメント。「みんながこのウイルスのことで悲しんでいる。早く終息し、できる限り早く大好きなサッカーがプレーできるようになることを願っている」と締めくくった。
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