beacon

フィリペ・コウチーニョ、古巣の従業員や貧民街の住民に食料品など20トン分寄付「助け続けたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 バイエルンのブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョは、故郷のクラブであるバスコ・ダ・ガマの従業員や自身が少年時代を過ごしたリオデジャネイロのファベーラ(貧民街)、マングエイラの住民たちに大規模な寄付を実施したようだ。ブラジル『Globoesporte』が報じている。

 3月31日、現地にお米や豆など食料品、石鹸やアルコールジェルなど衛生用品、合計20トンの物品が届けられた模様。報道によれば、既に人々に配られた袋にはコウチーニョ本人からの新型コロナウイルス感染症対策の呼びかけやメッセージが記されていたという。また、次のような声明を発表したことも伝えられている。

「まず、僕に他の人を助ける立場を与えてくれた神様に感謝したい。それから、この連帯活動を可能にさせた協力者たちにも感謝を告げたい。これは大きなキャンペーンの始まりであり、今後も助け続けることができればと祈る」

「困っている人たちを助けるのは、より良い世界を築くために欠かせないことだ。それがたくさんなのか、少しなのかは関係なく、みんなが分を尽くさなければいけない。大事なのは助けることだ」

 なお『Globoesporte』によると、バスコ・ダ・ガマの財政難のため、従業員の多くは今年1月~2月分、一部は昨年12月分の給料が未だに支払われていないとのこと。世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスだが、ブラジルでは特に住宅環境が劣悪なファべーラでの爆発的な流行が懸念されている。

●ブンデスリーガ2019-20特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP