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マンCがプレミアリーグ勢初の発表「政府の支援を利用しない」

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 マンチェスター・シティは、プレミアリーグの中で初めてスタッフを一時帰休にしないことを発表した。

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受けるフットボール界。3月中旬までにリーグ戦が軒並み中断され、再開の見通しが立たない中、活動停止に追い込まれ、収入源を断ち切られたクラブの多くが財政面で苦境に立たされる。

 フットボール界が非常事態に揺れる中、リーガ・エスパニョーラやブンデスリーガ、セリエAのクラブでは選手のサラリー削減を発表。しかし、一方でプレミアリーグ勢は、“ビッグ6”のリバプールやトッテナムをはじめ、複数のクラブが選手に負担を強いるよりも先に、雇用を維持すれば政府から月給80%を受け取れる補償を利用するためにノンプレイングスタッフを対象に一時帰休の措置を取る。

 ビッグクラブが政府の支援利用を表明したことに対して批判的な声が上がる中、マンチェスター・Cは5日に他のクラブとは一線を画すことを発表する。

「先週の会長と役員の会議を受け、マンチェスター・シティはイギリス政府が掲げる新型コロナウイルス対策による支援を利用しないことを発表する。クラブの人間とその雇用、そして我々のビジネスを守ることと同時に、全員にとってとても難しいこの時間の中でより広く社会を支援することを約束する」

 新型コロナウイルス感染拡大によるプレミアリーグの中断を受け、バーンリーが経営危機を迎えると報じられるなど多くのクラブが存続の瀬戸際に立たされる可能性があると予想される。マンチェスター・Cのこの決定は、まだ方針を示していない他のクラブにどのような影響を与えるのだろうか。

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