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ドルトムントが新型コロナ対策に本拠地を提供「これ以上のインフラはない」

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ドルトムントの本拠地ジグナル・イドゥナ・パルク

 ドルトムントは本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクの一部を新型コロナウイルス対策の医療センターとして提供している。『ラプトリー』が伝えた。

 クラブは「4日からスタジアム北部4階を新型コロナウイルスの医療センターにする」とスタジアムを提供することを発表。地元の民間医療機関の負担を軽減するために、新型コロナウイルス感染者および感染の疑いがある人々に適切なケアを行う。ほかの患者や医師、医療スタッフとの接触が制限されるため、感染拡大を食い止める効果も期待されている。

 最高マーケティング責任者(CMO)のカルステン・クラマー氏は「関係者全員にとって非常に困難なこの時期にスタジアムを提供することは、ボルシア・ドルトムントにできる大きな貢献だということを信じている。依頼を受けた後、少し考えるための時間をもらったが、ドルトムントとして比較的早く、進める方向で話がまとまったことを嬉しく思う」とコメント。

 一方、ハンス・ヨアヒム・ヴェツケCEOは「スタジアムにつくったこの第2治療センターは呼吸器疾患、発熱、新型コロナウイルス感染症の疑いのある患者さんたちを対象にしている。私たちとしては患者がまずGPに連絡し、どのセンターを利用するべきかを尋ねることが最も賢明なことだと考えている。ドルトムントのスタジアムにはそのような窓口がある」とし、次のように続けた。

「ここの登録センターで適切な登録をしたあと、患者は関連する医師のもとへ行き、そこで調査を受け、自宅で隔離するか、何もしなくてもいいのか、病院に行くのかを医師と決める。私たちの持つスタジアムというインフラは間違いなく最適な選択肢だ。これ以上のものは想像できない。大きな待合室、離れた場所に座れること、完璧な登録エリア。これ以上のものはない」

 受付時間は毎日12時〜16時までとなり、事前登録は不要だという。

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