UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長が、プレミアリーグのタイトルについて言及した。英『スカイスポーツ』が伝えている。

　新型コロナウイルスの感染拡大が続くヨーロッパ。イギリスでも5万人近くに陽性反応が確認され、死者も5000人近くに達するなど、甚大な被害を受けている。国内では実質的な外出禁止令が発令されるなど、緊張状態が続いている。

　当然のように国内サッカーも全日程が中断。第29節まで消化したプレミアリーグも無期限の延期となっている。今後については、日程をずらしてシーズンを最後まで消化する案、6～7月にかけて合宿地を設定し“ワールドカップ・スタイル”で日程を消化する案、そして現時点で打ち切りとする案など、様々な可能性が伝えられている。

　現在、プレミアリーグの首位はリバプール。2位に勝ち点25差をつけて独走しており、あと2勝でプレミアリーグ初制覇が確定する状況。マンチェスター・シティのイルカイ・ギュンドアンらは「中止でもタイトルを与えるべき」と主張しているが、シーズンそのものを無効にし、優勝も昇格・降格もなしにすべきという意見も挙がっている。

　そんな中、UEFAのチェフェリン会長が注目の発言を残した。どんな形であれ、リバプールが優勝することになるだろうとの見解を述べている。

「リバプールが無冠のままでいることはあり得ないだろう。もし大会が再開されれば、優勝はほぼ確実だ。理論上はまだだが、近いことは間違いない」

「だが、もし再開できなければ、何らかの方法で結果をアナウンスして、チャンピオンを決める方法のカギを見つけつ必要がある。そしてもちろん、リバプール以外のシナリオはないと思う」

「誰もいないスタジアムや表彰台で決定すれば、ファンががっかりするのはわかる。だが、いずれにしても彼らが優勝すると信じているよ」

　また、同じく中断中のラ・リーガやセリエAにも言及。「私は楽観主義者」とし、今シーズンの日程消化を「全般的に楽観視している」と述べた。

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