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トゥエンテが中村敬斗の帰国許可…クラブTDが母国での静養と調整を勧める

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FW中村敬斗が日本帰国へ

 トゥエンテがFW中村敬斗を日本に帰国させたとオランダ『Tubantia』が伝えている。

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受けるフットボール界。9日現在、2万人の感染者、2400人の死者を出すオランダでは、エールディビジは3月中旬にリーグ戦が中断され、再開に向けた見通しも立っていない。さらに、政府が6月まで再開を認めないと主張し、アヤックスなどのビッグクラブはシーズン打ち切りに向けて声を上げ始めている。

 今後の見通しが立たない中、中村をはじめ十数名の外国人選手(スペイン人のアイトール・カンタラピエドラはすでに帰国)はオランダでの隔離生活を余儀なくされる。さらに、公共の場で3人以上が至近距離に集まることが禁止され、選手は個別トレーニングに専念する状況ということもあり、トゥエンテは19歳の日本人FWを母国に返すことを決めたようだ。

 同メディアによると、テクニカルディレクターのテッド・ファン・レーウィン氏は、オランダで1人で生活せざるを得ない10代の中村について「彼はほぼ2シーズンを続けてプレーしている。それに、日本のサッカー協会はヨーロッパの日本人選手にトレーニング機会を提供している」とこの決定の理由を語った。

 オランダサッカー協会は、今週に6月中旬以降の再開を目指すことを表明したが、依然として不透明であり、トゥエンテがいつ中村をオランダに呼び戻すかもわかっていない。

 なお、ヨーロッパからの帰国者に対して日本政府は2週間の隔離措置を適応するため、中村の隔離生活は帰国後もしばらくは続くことになる。

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