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バラン獲得に“わずか6億円”を出し渋ったバイエルン…元フランス代表DFが恨み節

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レアル・マドリーDFラファエル・バラン

 現在、レアル・マドリーでプレーするDFラファエル・バランは、かつてバイエルン加入の可能性があったようだ。フランス『RMCスポーツ』が報じた。

 バランは2011年に、レアル・マドリーへ加入する前からフランスの逸材として知られ、ランスでプレーしていた。現在はマドリーの主力選手として計301試合に出場し、17の主要タイトルを獲得。名実ともに世界最高のDFの地位を確立している。

 だが、ランス時代にはバイエルン加入の可能性もあったという。スカウトを務めていた元フランス代表DFウィリー・サニョル氏が明かす。

「バイエルンにいたとき、ある友人から電話が来て『本当に面白い選手を見るなら、ランスへ行く必要がある』と言ってきた。見てみると、すでに彼は成熟していた。バランは前半は守備的MFとしてプレーし、後半はCBとしてプレーしていた」

「私はランスとつながりがあったし、48時間以内に価格の提示を受けた。結局のところ、彼の価値は400~500万ユーロ(約4~6億円)だった。バイエルンのスポーツ部門に書類を渡したとき、18歳の選手には少し高すぎると言われた。それから2か月後、1000万ユーロ(約11億8000万円)でレアルへ行った。彼は後悔していないだろうね。とても幸せだろう。だが、私としては経営陣に理解してもらえなかったことが腹立たしい。彼はバイエルンで10~12年間、守備の要を担えたはずなんだから」

 恨み節も交えたサニョル氏。だが、バランのマドリーでの成長ぶりも見れば、その怒りも納得のいくものだ。

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