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10年以降のインハイ山形県代表成績_“PK職人”の活躍で羽黒が23年ぶりの8強入り

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昨年の羽黒高は攻め合いで屈して初戦敗退。MF吉田真らが全国でのリベンジを目指す。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[2010年以降のインターハイ山形県代表校成績]

 インターハイ山形県代表の過去最高成績はベスト8。この10年間では、2012年大会の羽黒高が1989年の日大山形高以来となるベスト8進出を果たしている。

 同大会の羽黒は、大会優秀選手に選出された俊足MF堀江京介(→国士舘大)らが活躍した。1回戦で星稜高(石川、同年度の選手権ベスト4)に2-0で快勝すると、2回戦では開催県代表の上田西高(長野1)をPK戦で下して3回戦進出。東北勢対決となった3回戦でも尚志高(福島)を1-1からのPK戦で破り、ベスト8進出を果たした。この試合、羽黒は2年生GK渡部悠己がPK3本をストップ。“PK職人”渡部は上田西戦でもPK戦5人目を止めるなど躍進の立て役者となった。

 羽黒はこの10年間で6度インターハイに出場。だが、MF吉野蓮(→仙台大)を擁した15年は同大会4強の関東一高(東京1)に1-3で競り負け、CB星野竜弥主将や大型MF嵯峨野凱を中心に戦った18年も明秀日立高(茨城)に残り3分から2点差を追いつかれてPK戦で敗れるなど、12年大会後は初戦敗退が続いている。

 13年、16年、17年には公立の山形中央高が出場。だが、MF貝山龍平が中心だった17年大会1回戦で、同大会8強の関東一に0-1で競り負けるなど、白星を挙げることができていない。山形県で最多となる14回のインターハイ出場を果たしている日大山形も14年大会に出場したが、悔しい初戦敗退。次の代表校は県勢にとって12年大会以来となる1勝、上位進出を目指す。

以下、10年以降のインターハイ山形県代表校成績 ※()内は出場回数

[2019年]
代表校:羽黒高(9)
1回戦 1-6 初芝橋本高(和歌山)

[2018年]
代表校:羽黒高(8)
1回戦 2-2(PK2-4)明秀日立高(茨城)

[2017年]
代表校:山形中央高(11)
1回戦 0-1 関東一高(東京1)

[2016年]
代表校:山形中央高(10)
1回戦 1-4 刈谷高(愛知1)

[2015年]
代表校:羽黒高(7)
1回戦 1-3 関東一高(東京1)

[2014年]
代表校:日大山形高(14)
1回戦 1-5 初芝橋本高(和歌山)

[2013年]
代表校:山形中央高(9)
2回戦 0-2 正智深谷高(埼玉2)

[2012年]
代表校:羽黒高(6)
1回戦 2-0 星稜高(石川)
2回戦 0-0(PK5-4)上田西高(長野1)
3回戦 1-1(PK5-4)尚志高(福島)
準々決勝 0-1 立正大淞南高(島根)

[2011年]
代表校:羽黒高(5)
1回戦 1-3 流通経済大柏高(千葉2)

[2010年]
代表校:羽黒高(4)
1回戦 0-2 東海学園高(愛知2)

※禁無断転載(C)高校サッカー年鑑、ゲキサカ


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