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ダルグリッシュ氏の新型コロナ感染に動揺のクロップ「身近な人はこれが初めて。大きなショック」

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リバプールユルゲン・クロップ監督

 リバプールユルゲン・クロップ監督は、ケニー・ダルグリッシュ氏の新型コロナウイルス感染のニュースにショックを受けたと明かした。

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受けるイギリスでは13日現在、感染者8万8000人、死者1万1000人に達するなど深刻な状況に陥る。アーセナルのミケル・アルテタ監督やチェルシーのFWカラム・ハドソン・オドイ、さらにボリス・ジョンソン首相と著名人の感染が相次ぐ。

 そんななか10日、リバプールのレジェンドであるダルグリッシュ氏からも陽性反応が検出され、入院していることが発表される。このニュースを受け、クロップ監督は身近な人の感染に動揺を隠せなかったようだ。

 同指揮官は13日にリバプールの公式ウェブサイトで「このニュースを最初に耳にした3日前は大きなショックを受けた。選手たちはWhatsAppのグループチャットでこの知らせを受け、みんなが“ワォ”といった感じだった」とレジェンドに関する知らせを聞いた当時を振り返った。

 続けて「知っている人がウイルスに感染したことを聞いたときと、知らない人のときでは感じ方がとても大きく異なる。この瞬間は“私たちのうちの1人が感染してしまった”という感じで、本当にクレイジーだった。このひどい病気が世界中の心痛の原因になっていることをみんなが知っている。しかし、我々の身近な人が感染したのは今回が初めてだったからこんなにも影響を受けた」とクラブ関係者が感染したことの重大さを述べた。

 幸いにも、重篤化の兆候はなく、発表から2日後にダルグリッシュ氏は無事に退院。同氏が大事に至らなかったことを受け、クロップ監督は「とても良いニュースだ。我々みんながケニーのことを知っているし、みんなが愛している。我々は彼に祈りを送ることしかできなかったが、ありがたいことに彼はその祈りを必要としていなかった」と喜びを語った。

 現在69歳のダルグリッシュ氏は、リバプール史に欠かせないレジェンドの1人。現役時代に14年間同クラブでプレーし、6度の1部リーグ優勝、3度のチャンピオンズリーグの前身であるヨーロピアンカップ制覇などに貢献。さらに、指揮官としても2度にわたりアンフィールドのベンチに座り、1989-90シーズンに同クラブ最後のリーグタイトルをもたらしていた。

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